中国共産党の脱退高潮、軍・警脱党民衆急増

【大紀元日本3月19日】ここ3ヶ月間、中国大陸で中国共産(中共)党を脱退した人数は顕著に増加した。昨年12月以降、大紀元ネットにて毎日3~4万人が中国共産党関連団体を脱退しており、総数2000万人に近い者が脱党した。大陸民衆によると、中国共産党を脱退することは痛快なことだという。

*賈氏の政治避難は天神の按配

昨年10月、元中国山西省科学技術専門家協会秘書の賈甲氏は台湾を訪れた際、中国共産党を脱党することを宣言し、政治避難した。賈氏はそれからタイ、台湾、マレーシア、インドネシア各地を訪問し、中国国内で起きている脱党の波の真相を明らかにした。これに対して、中共がインドネシア政府へ圧力をかけ、何ら法には抵触しない賈氏を拘束させ、中国へ強制送還させようとした。しかし、世界各地の華人と国際社会の譴責下、賈氏は解放された。

グローバル脱党サービスセンター責任者の高大維氏は、中共解体は時代の天象であり、神の意図であり、如何なる力も阻止することはできないとの見解を示した。高氏は「賈氏の政治避難は天神の按配である。賈氏を通じて、世界の人々へ中国大陸での脱党の真実を知らせ、中共が滅亡する前に慈悲たる神が世界に対する忠告である。邪な中国共産党と伍しないで、自己の国家および民族のために、良い未来を選ぶのだ」と語り、邪念を動かし、神と対抗してはならないと強調した。

*江西省上饒地区、「九評」テレビ放送

大学生3人による大紀元への投書で、江西省上饒市を離れた辺鄙な農村では、今年2月上旬に「九評(共産党についての九つの論評)」のテレビ放送があったという。

投書では、学校で冬休みの出来事を雑談している時に知ったことで、同級生の王さんがある日の夕食後に、テレビ観賞をしている時に、突然「文化大革命」、「天安門焼身自殺案」などの画像が現れ、放送は約1時間が続いたという。王さんの田舎は交通が大変不便であり、村民の生活水準が低く、3戸にやっと1台のテレビを有する非常に遅れている地区で、当時は他の村民もテレビで同様の内容を観たという。

*大陸民衆、脱党は痛快なことである

多くの大陸民衆は自発的に「九評」と脱党資料を印刷し、実家や親戚に届けることにしているという。大陸からのある投書によると、今年の旧正月に、田舎ではどの家も、出入り口に「九評」を置いてあり、民衆は争って閲覧したという。

一方、中国東北の民衆が海外メディアに対して、中国の一部の公共場所で「天滅中共悪党」、「脱党すれば平安無事になる」などのスローガンが貼られている写真を送った。貴州の一有識者は、中国は現在では、一般市民でも政府関係者でもそれぞれは、表面上では何も言わないが、全員は脱党を急いでいる現状を明らかにした。民衆にとって、脱党することは痛快であるという。

*軍人警察の脱党人数が急増

グローバル脱党サービスセンターによると、このほど、中共党政軍人警察の脱党人数が急増し、多くの公安、軍・警部隊および上層部関係者は、各種ルートにて海外の脱党センターへ脱退声明を送っているという。

中国のある現役軍人が脱党センターに寄せた情報によると、「九評」および脱党の波はすでに中共内部で深刻な亀裂をもたらしているという。また、上層部における左派と右派の闘争が激しく、本人は党に対して非常に失望しているという。この軍人は仮名にて脱党した。また、89年「天安門事件」当時北京の戒厳に従事した軍人は、死刑囚が処刑した1分後に解剖されたことを目撃したと暴露し、「銃刑の銃声が響いた突端に、医師が担架と同時に素早く死刑囚のところへ走った…」と語った。さら、遼寧省の国保大隊支隊長は中共が民衆に対する野蛮な迫害に対して、非常に反感を持っており、仮名にて中国共産党を脱退した。

関連記事
中国では資本逃避が続き、2024年には2540億ドルに達した。政府の厳しい規制や経済的問題、さらに台湾問題が資本流出を加速させている。政府の短期的な刺激策も信頼回復には不十分で、今後も資本流出と投資低迷が予想される
中国共産党軍内で権力不和が生じ、指導部の不安定さが明らかになっている。米国はこの動きを把握し、空母展開を調整しながら、中共軍の脆弱性を活用する戦略を取っている。米中の軍事衝突のリスクは抑えられているが、アメリカ軍は依然として警戒を続ける
1937年、盧溝橋事件が発生し、日中戦争が泥沼化してゆく中、北京近郊の通州で日本の民間人225人(朝鮮人111名含む)が虐殺される事件が起こった
北朝鮮がロシアのウクライナ戦争に兵士を送ることで国際的な緊張が高まり、戦局への影響が注目されています。1.2万の北朝鮮軍が訓練後、ロシア東部へ到着し、ウクライナ侵攻に参加することが予想されている。北朝鮮は兵士の命を金と武器と引き換えにする。この北朝鮮の動きは, NATOの参戦を含めた拡大を暗示する。北朝鮮とロシアは諸刃の剣で自らを貫くかもしれない。
日本はアメリカが自国の核兵器を利用して、核兵器を持たない日本を防衛するかどうか懸念している。