「気」は、どこから来るのか?
【大紀元日本4月1日】人の世では、貪欲、怒り、疑い、私利などの情欲が常に影のように付きまとうため、いかにして身体、心、魂のバランスをとり、健全に発展させるかということが、人生で軽視すべからざる課題となっている。
ことわざに、「平生怒ってばかりいると、福の気をなくしてしまう」という。これには一脈の理がある。腹を立てたり、気持ちがしょげたり、慌てふためいたり、感情的に事に当たったりしたら、どうして物事をうまくこなせるだろうか?どうして人間関係をうまく処理できるだろうか?そうなれば、いい事もなくなるし、いい縁も失ってしまう。ならば、どこから福の気が来るのだろうか?天地には正気があり、もし善が浩然の正気を養い、意気揚々として、人に対して善をなせば、間違いなくこれまでとは違った日々を送れることになる。正義に富み、正気が凛々として正道を行き、気は山河のごとく壮大で、気位は非凡にして、善にはおのずから報いが生まれるのである。
私たちが純粋な心と正しい意図でもって人に善をなし、自らの物差しで他人を計ったり他人に求めたりしなければ、きっと相手も自然に、私たちの本当の善意を感じとるはずである。常に慈悲心さえ持てば、一切が変わりうるし、一切の良くない要素を正すことができる。自分が腹を立てなければ、相手も腹を立てることはない。ならば、悪い「気」などいったいどこから来たりしようか?!
関連記事
抜け毛や白髪は年齢だけの問題ではないかもしれません。中医学では、髪の状態は「腎のエネルギー」と深く関係すると考えられています。下半身の簡単なストレッチが、髪の健康を支えるヒントになる可能性も。
髪は見た目以上に多くを語ります。ストレスや栄養状態、環境曝露まで記録する“健康の履歴書”としての可能性と限界を、最新研究と専門家の視点から読み解く注目記事です。
「少量なら大丈夫」は本当?240万人を分析した最新研究が、わずかな飲酒でも認知症リスクが高まる可能性を示唆。脳の健康とお酒の付き合い方を見直すきっかけになる一記事です。
「忙しい=充実」と思っていませんか。最新の研究と実体験から、過度な忙しさが心身や人間関係に及ぼす見えない代償を解説。立ち止まることの本当の価値を考えさせられる一編です。
透析は命を救う治療だが、腎臓が本来持つ「回復力」を見えにくくしてしまうこともある。必要な時だけ透析を行う新たな治療法で、回復率が高まったという研究と、透析を離脱できた女性の実体験。