長江水源が枯渇状態
【大紀元日本5月3日】中国長江の水源は深刻に枯渇している。氷山と雪山が減少し続けると同時に、砂漠化も深刻に進み、自然環境が著しく悪化しているという。このような情況の中、中国当局は北部地域の水不足を解決するための「南水北調」(※)プロジェクトを推進しているが、西部ルートの工程では、長江の日々悪化している水資源がさらに打撃を受けるとの憂慮する声が専門家から上がっている。
シンガポール「聯合早報」の報道によると、南水北調プロジェクトの西部ルートは、長江上流の水を黄河に引くもので、長江上流の通天河、支流の通天河と支流の雅礱江、大渡河の上流地域にダムが建設される。ダムの地点は海抜2900メートルから4000メートルで、長江と黄河の分水嶺であるバヤンカラ山脈にトンネルを掘り、黄河に水を引く。
中国の著名な環境保護活動家である楊勇氏は、昨年夏から今年の春にかけての180日間、長江の水源及び流域において総行程2万キロに及ぶ調査を実施した。
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