米キャンパス銃乱射事件発生、1死2負傷
【大紀元日本5月10日】米東部時間5月8日、カリフォルニア州立大学フレズノ(Fresno)分校で銃乱射事件が発生した。19歳の学生がキャンパス内のアパートで発砲し、1人が死亡、2人が負傷した。事件発生の数分後に、警察がアパートを囲み、容疑者を逮捕した。容疑者は当初、逃走するつもりでいたが、両親、弁護士および警察の説得で自首した。
警察側のスポークスマンのジェフ・カーディネル(Jeff Cardinale)氏によると、5月7日深夜、ロサンゼルスから東北352キロメートルを離れた同校キャンパスに、ヘイワード(Hayward)から来た犯罪学専攻の学生ジョンクェル・ブルークス(Jonquel Brooks)容疑者が、4人の男性と口論になって、発砲したという。容疑者はヘイワード高校のバスケットボール選手だったという。
地元警察の発表によると、死亡した19歳のブラント・ダニエルズ(Brant Daniels)さんは、同校に入る予定でここに引越ししたという。負傷者は19歳のロドリック・バイクス(Roderick Buycks)さんおよびドゥリュー・ファイファー(Drew Pfeiff)さん。2人はのち病院へ運ばれ、命の危険はなかった。銃弾を受けた3人は同じアパートに住んでいるという。
警察は、5月8日午前にアパートを包囲し、携帯電話にて容疑者と連絡を取り、説得に当たった。警察によると、容疑者は冷静な口ぶりで、後悔の意を表したという。容疑者は両親、弁護士、警察の説得で自首したという。
警察側によると、今回の発砲事件はバージニア州の無差別銃乱射事件と異なり、容疑者は被害者らにプレーステーションを盗んだと指摘されたことから、怒りを覚え、発砲したという。
カリフォルニア州立大学フレズノ(Fresno)分校のスポークスマンのシェリー・アムブラスト(Shirley Armbruster)氏は、学生のアパートは学校のブルドッグ・スタジアム(Bulldog Stadium)の向かい側にあり、事件発生後、アパート内にいた学生たちは学校内の食堂へ避難させられ、家族に安否を告げるために携帯電話を配布されたという。
同校は2万人の生徒が通っており、5月9日は通常通りに授業が行われているという。