中国、世界に蔓延するニセ薬の一大出所=NYT紙

【大紀元日本5月10日】ニューヨーク・タイムズ紙は5月6日の報道で、「過去20年間、全世界において発生した大規模の中毒事件のうち、約8件は有毒「シロップ」に関連し、大勢の人が死亡した。情報によると、最新の4件の中毒事件のうち、3件は中国産製品による中毒」と報じ、中国はニセ薬の一大出所であると指摘した。

最新の大規模中毒事件はパナマで発生した。中国の業者が有害な工業用溶剤ジグリコール(Diglycol)を薬用シロップとして使用したためだ。パナマ政府がこの輸入「シロップ」を原料に、26万本の風邪薬を製造した。

ニューヨーク・タイムズ紙の報道によれば、365人のパナマ人患者がこの「風邪薬」を服用した後死亡した。そのうち約100人は中毒死と確認できた。パナマ政府調査員は、検査のために、雨季が来るまでに、遺体を掘り出し作業に取り組んでいる。

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