ある中共幹部の脱党声明

【大紀元日本5月11日】私は中国政府機構の幹部である。

中国共産党の官界に長年いて、その汚さをとっくに認識している。中共の官界では、潔白を保てる人はだれひとりとしていない。だれもが汚職し、腐敗に浸っているから、もしあなたは「蓮のように泥の中にいながらも染まらない」ようにしようとすれば、異端児として仲間はずれにされるか、排除されるかがおちである。従って生存のために自分の位置を確保するには、自発的に自分でほかの人と同じく「汚く」ならなければならないのである。他人はあなたが彼らと同じ「汚い」と感じさせてはじめて安全が確保できるのである。

私はこの政権によりもたらされた多大な利益を享受しているが、同時にこの党をとっくに見抜いていた。実は多くの人は私と同様、「党員の身分」で利益を多く得る人であればあるほど、共産党のことをよりはっきりわかっているのである。それは国内で「お茶を濁しながら」よい生活をしている人は逆にこの国を早く離れたい所以である。たとえお金をたやすく得られる現在のポジションをすぐには離したくない人でも、妻子や愛人を先に国外に行かせて待機させ、大金が入ると国外に行って人生の後半を楽しむことを考える。なぜなら、このような体制の繁栄はバブルのようなものであり、一瞬にして崩壊するかもしれないからである。国内各種の社会矛盾は伏流が湧くがごとくますます激しくなり、少数の者はケーキの大半を占有しているが、中下層の民衆は残りのばらばらなかすを食べることしかできないのである。

▶ 続きを読む
関連記事
『論語』学而篇から治国の本質を解き明かす。晏嬰の信義、漢文帝の節約、召公の愛民という歴史的逸話を通じ、真の善政とは「無事」を極めることにあると提示。時代を超えて響く孔子の徳治思想を紐解く
東京の片隅にある8席のラーメン店。効率や規模拡大を追う現代で、「この一杯しか作れない」と職人が一生をかけて紡ぐ静かな境地とは。稲盛和夫の「敬天愛人」や儒教の「智」を通じ、真の豊かさを問う
トランプ政権は、パナマ運河、ベネズエラ、キューバ、USMCA再交渉などを通じ、米州における中国共産党の影響力排除を進めている。その6つの主要戦略と中南米の政治変化を解説する
『論語』学而篇(四)を解説。「吾日三省吾身」に秘められた内修の天機と、古代教育における「修徳開智」の本質を読み解く。単なる教訓を超え、偽善を排して真の「忠・信」を実践するための指南書となる一文
中国共産党は西側の多文化主義や対立構造をいかに利用し、自滅を加速させているのか。社会の4つの層に潜む「工作」の実態と、深い経済的依存を抱える日本固有の脆弱性を解き明かすシリーズ第4篇