中国湖南省、H5N1型鳥インフルエンザ発生確認

【大紀元日本5月21日】中国農業部新聞弁公室の発表によると、5月19日に湖南省益陽市桃江県浮邱山郷石跡坪村で、鳥インフルエンザの感染が発生、1万1172羽の家禽が死亡し、5万2874羽の家禽が処分された。中国国家鳥インフルエンザ実験室での検査結果では、今回の感染はH5N1型鳥インフルエンザ・ウイルスによるものと確認された。

BBCの報道によると、湖南省獣医総本部の発表では、桃江県政府はすでに感染発生区を封鎖して、封鎖区域内の家禽、家禽製品や汚染した可能性がある貨物の区外移動を禁止し、家禽および家禽製品の交易を禁止し、区域内のすべての動物を檻の中に置くように指示した。

地元政府関係者の話では、感染発生後、当局は約5万3千羽の家禽を処分したが、人が感染したかどうかについては言及していない。

中国政府のメディア新華社によると、夏季に渡り鳥による鳥インフルエンザの感染を予防するために、中国当局は5月末に数十億羽の家禽に対してワクチンの注射を行うという。

鳥インフルエンザは2003年末に発生してから現在まで、中国でも数回感染が起きて、5人が死亡、数百万羽の家禽が処分された。一番最近の感染が今年の3月にチベット首都のラサ付近の市場で発生した。

一方、鳥インフルエンザの感染により、世界ですでに180人以上の死者が出ており、中にインドネシアの状況は特に深刻であり、70人以上の死者が出ている。科学者たちは、鳥インフルエンザ・ウイルスの変異とともに、人類に感染しやすくなり、世界規模の大流行が発生することを心配している。

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