米国:3人に1人がマイノリティー

【大紀元日本5月26日】米国国勢調査局の報告によると、米国にいる「マイノリティー(少数派)」の人口は、すでに1億人を超え、米総人口の約3分の1を占めているという。米国のマイノリティー総人口は、昨年7月時点で1億70万人(前年9830万人)に達した。

米国の国際ラジオ放送局(VOA)によると、米国のマイノリティーで人口増加率が最も高い民族はラテン・アメリカ出身のいわゆる「ヒスパニック」であり、2005年7月から2006年7月までに3・4%も増え、米国における少数民族の中では最多を占める。また、2006年7月1日の統計によると、3億人強がいる米国人口の14・8%を占める4430万人であるという。

一方、米国のアジア系総人口は1490万人に達し、増加率はラテン系アメリカ人に次いで、3・2%であり、アフリカ系アメリカ人の人口は4000万人を超え、増加率は1・3%である。

州別の調査では、ハワイ州のマイノリティーが州人口の75%と最も多く、ワシントンDC(68%)、ニュー・メキシコ州(57%)、カリフォルニア州(同)、テキサス州(52%)と続き、これらは「少数派が多数派」の逆転現象を示している。他州は42%未満となっている。

これまでに、米国は移民からなる多様性を社会の原動力の一つとして積極的にとらえ、ニューヨークの自由の女神は移民を歓迎する象徴とされている。一方、建国以来の「マジョリティー(多数派)」である白人の増加は0・3%増で、米国の総人口の66%を占める。米国は昨年の10月に総人口が3億人を超えた。

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