ブログと日記文学 『土佐日記』

【大紀元日本5月27日】日記はマルセル・プルースト(フランスの作家)の描いた「失われた時を求めて」を回想する、自分自身への鎮魂の備忘録のようなものであるのかも知れない。『土佐日記』(935年成立)は、仮名文で書かれた日本最初の日記文学である。紀貫之が国司として赴任(930~934年)していた土佐から京へ帰郷する、55日間(12月21日~2月16日)の船旅を日記形式で綴った。

滞りなく役目を果たしたが、惜しむらくは、赴任先で幼子を亡くした事が貫之にとって耐え難い一大事だった。赴任先で知り合った人々の餞(はなむけ)のねぎらいに心温められて土佐を後にする。亡き子の面影をゆっくりとした船旅の哀歓に揺曳させながら、望郷の京へと心はやる想いが心なしか船足を急がせる。

▶ 続きを読む
関連記事
「幼児連れの旅行は大変そう…」と感じている親へ。少しの工夫と考え方の転換で、旅は驚くほど楽になります。実体験から導いた、準備・移動・心構えまで網羅した8つの超実用ヒントが、親子旅の不安を自信に変えてくれます。
長年治らなかったPTSDが、呼吸で変わる――。9・11を生き延びた女性の実例と最新研究から、迷走神経刺激が心と体を静かに立て直し、回復を支える可能性を読み解く。治療に行き詰まる人に、新たな選択肢を示す一篇。
腰や足の冷え、夜間の頻尿は「腎の冷え」のサイン。粒のままの黒こしょうを肉と煮込むことで、温かさが下半身に届き、体の内側から静かに整っていきます。
「いつかやろう」が人生を止めてしまう理由とは?年齢や才能の言い訳、スマホ依存まで、行動できない心の仕組みを9つの理論で解説。今すぐ一歩を踏み出したくなる、背中を押す思考の整理術です。
「減塩=健康」と思い込んでいませんか。塩を減らしすぎることで起こり得る不調を、中医学と最新研究の両面から解説。体質に合った“正しい塩の摂り方”を見直すヒントが詰まっています。