中国:天津市政協主席自殺、汚職の罪に怯えてか

【大紀元日本6月10日】新華社は8日、中央直轄市である天津市の宋平順(ソン ピンスゥン)・政協主席が4日夜、現地政府庁舎内で自殺したことを明らかにした。天津市の張高麗・市委書記も8日午後、市の幹部会席上で、自殺した宋氏は経済問題と愛人関係について、当局の調査を受けていたことを明らかにした。中国共産党(中共)中央紀律検査委員会(中紀委)は、原因究明のためにすでに調査員を天津へ派遣した。一方、地元党政当局は多くの定例会議を取り消し、市委も対応を図るために緊急会議を開いたという。

62歳の宋氏は、1983年より天津市公安局副局長、局長、党委書記を歴任した。1990年から1993年は天津市副市長、市委副書記、武警天津市第一政委を務めた。1998年5月より天津市委副書記、市委政法書記を務め、2003年1月に天津市政協主席に就任した。

香港明報によると、宋氏は、収賄および職権乱用の疑いで、中紀委の調査を受けていたという。6月4日、中紀委調査員らが宋氏と2時間にわたる面談した後、同日午後9時に宋氏は庁舎内で自殺していることが発見されたという。

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