豪州シンクタンク会長、中国臓器狩り現地調査の許可を要求

【大紀元日本6月17日】「法輪功迫害真相の聨合調査団」はこのほど、胡錦濤・国家主席と温家宝・首相に公開状を提出し、2ヶ月以内に、法輪功や高智晟・人権派弁護士などへの迫害を中止することを要求し、五輪と人道に反する迫害が中国で同時に存在するのは、全人類の恥であると指摘した。調査団メンバーである豪州のシンクタンク「全国公民評議会(NCC)」の会長ピーター・ウェストモア(Peter Westmore)氏は取材で、中国共産党は、国際社会による独立調査を許可すべきであると述べた。

ウェストモア氏は、2000人のメンバーを擁する豪州全国公民評議会の会長。同氏は、「私はキルガーとマタス両調査官の臓器狩りの調査報告書を詳しく読み通した。これは中国で進行している最も深刻な人権侵害であることを確信している。中国当局はオリンピックの開催前に、人権を改善すると約束したが、このような非常に深刻な事件を解決しようとする人々を阻止するのを断じて見逃してはならない。私とほかの調査団メンバーがやり遂げたいのは、中国当局にタイム・リミットを示すこと。それを守られなければ、北京五輪のボイコットを呼びかける」と発言した。

ウェストモア氏は、生きた法輪功学習者への臓器狩り犯罪は依然中国で進行していると指摘し、「中国当局は、規則に沿って移植用臓器を確保していると宣言しているが、臓器狩りを実行していた病院は依然として通常通りに運営されている。そのために、我々は、中国は、もっと国情をオープンにするべきだとの論調を強く支持する。ちなみに、当局はすでにこれを承諾した。すなわち、中国国内における完全かつ自由に、制限なしの調査を承諾した。それでは、臓器狩りに関する必要な調査も実行できるはずである。一方、人権を侵害した人々に、自分が行ってきたことに対する責任を負わせなければならない…この臓器狩り事件への必要な調査を行い、近年、中国で発生した深刻な人権侵害への答えが出されなければ、私の心は平安を取り戻せない」と述べた。

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