中国長江の水源地、流量激減、5つの危機に直面

【大紀元日本7月11日】地球温暖化などの原因により、中国長江の水源地域の生態環境は、5つの深刻な問題に直面している。氷河の融解、河流の枯渇、湖の面積縮小、砂漠化、大量のゴミである。専門家は、「この地区の環境問題はまるで伝染病のように、長江の中、下流と、経済が最も活発化している『長三角地区』(長江流域の経済発展の中心地区、上海市を含め、江蘇省、浙江省などの15の都市からなる) に居住する1億人以上の生活に影響している」と指摘している。

香港紙「明報」によると、世界自然基金会中国支部と中国科学院の専門家は6月、長江の水源地域となる北西部の青蔵高原に訪れ、地球温暖化と人為的な破壊による現地の生態環境への影響を調査した。調査チームは青海省の西寧市から出発し、調査距離は1300キロ、終点は唐古拉 (タングラ) 山麓の長江源流の沱沱河。

報道によると、気温上昇の影響のため、崑崙山脈や、唐古拉山の氷河は明らかに減少した。チベット可可西里地区の小さな氷河はすでにすべて消えた。沱沱河の源流・各拉丹東雪山の姜古迪如・氷河は、年間の縮小率が7.4%から9.1%に上昇している。

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