米国食品会社、「中国産原料なし」の表示検討

【大紀元日本7月15日】  某米国健康食品の会社が自社製品に「中国産原料なし」の表示をつけようとしている。デェビス総裁はロイター通信の取材で、「中国産製品の有毒物質含有などの事件が多発しているため、自社製品の信用度を守るための対応策」と説明した。

米ユタ州の企業・国際健康食品は主に人間とペットの健康食品を生産。デェビス総裁は、「自社製品は中国産の原料をまったく使用していないことを、これから大々的にキャンペンしていく」と語り、製品包装の説明欄には、「中国産原料なし」の表示をつける予定と明らかにし、これを商品広告と宣伝の中心内容に盛り込むと話した。

いま、中国製品の安全問題が世界で注目されている。米国食品薬品管理局(FDA)が最近、一部の中国産水産物輸入禁止を発動した。この前には、中国製のペットフードや、歯磨き粉、玩具、化粧品、薬品、花火、爆竹などを危険製品のリストにアップした。また、中国製のタイヤも死亡事故を起こし、安全上欠陥が見つかったため、米国市場で販売した45万本のリコールが始まっている。ペットフードのほか、豚、鶏、魚の養殖飼料からも、有機化合物メラミン(melamine)を検出したため、問題となっている。ロバート・アメリカン・グルメ社の菓子製品は、使用する調味料(seasoning)に含有する中国製原料から、サルモネラ菌を検出したため、大量回収を始めている。

米国議会の民主党トビン議員はこのほど、議会で最新の食品衛生管理法案が通過した際に、「『MADE IN CHINA』の表示は、米国では危険な標識と化している。これは非常に残念なことだ』と述べた。

これらの一連の中国製食品安全問題により、国内外で消費者の中国製品に対する不信感が高まっていることから、国際健康食品社はこのようなキャンペン措置を考案したという。

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