中乗の教え

【大紀元日本7月16日】昔、或る所に世間の俗事に全く興味を持たない男がいた。俗事に興味がないので商売にも身が入らず、なまけものではないのだが、当然の如く世間知らずなために貧乏であった。

そんなある日、男の友人が「仏の教え」について紹介してくれた。聞くと、大川の向こうの山腹に寺があり、多くの青年たちが修行に励み「得度」しているという。「これはいいや・・・」もうこの世には未練もない。「いっそ山の寺に篭って修行に励もう・・・そうすれば何かが掴めるかもしれないぞ・・・」男はそうつぶやくと修行に出る決心を固めた。

大川のほとりに着くと船頭がおり、「お若いの、修行ですかな・・・・禁欲生活はその歳ではつらいかもしれませんよ」と声を掛けてきた。男はかぶりを振りながら、「いや何々!私は俗事には興味がなく、天下人の名すら知りません・・・当然の如く貧乏で未練すらないのです」というと、いくばくかの銭を渡して船を出してもらった。

▶ 続きを読む
関連記事
紀元前6世紀のアテナイで、深刻な貧富の格差から生じた負債奴隷の危機を救った伝説の政治家ソロン。独裁を拒み、富裕層と貧困層の「共通の盾」として中庸を貫いた彼の法改革と、正義を重んじた生涯を解説
魚に含まれるオメガ3脂肪酸やコリンは、子どもの脳や行動の発達に関わる可能性があります。研究結果と注意点、食べやすくする工夫をあわせて紹介します。
その不調、実はストレスではなく神経のサインかも?闘争・逃走モードにとらわれた体が発する9つの兆候と、気づくためのヒントをやさしく解説します。
子どもに本物の芸術体験を――その第一歩は家庭から。日常の中で無理なく文化に触れられる8つのアイデアを通して、感性と好奇心を育てるヒントを紹介します。
ふとした笑いやユーモアが、気持ちを軽くし、人とのつながりを保つ助けになることがあります。ただし、その使い方には少し注意も必要なようです。