炎天下の車内、発ガン性物質の揮発に要注意
【大紀元日本7月17日】車は、長時間にわたって直射日光にさらされると、高温によって、車内の備品からベンゼン系の有害化学物質が放出される可能性があるという。特に新車ではその物質が顕著に出ることがあり、長期にわたって同様な環境条件の中にいると、白血病を引き起こし易いという。専門家は、有毒ガスの吸入を避けるために、乗車する前に、必ず車中の空気を換気するよう呼びかけている。
「民視新聞」によると、車には断熱用のシートなどがあるので、炎天下でも日よけができると、安易に思わないほうがよいという。なぜなら、高温によって車の中はオーブンのようになっており、車内にある革製品、計器付属品、芳香剤などに含まれる有害物質が容易に揮発するからだという。車は炎天下で放っておくと、発がん性物質のベンゼンが容易に揮発する。ベンゼンは無色無臭で、燃えやすいことからよい溶剤として使用されているが、長期にわたって体内に吸入すると、白血病に罹るリスクが高くなるという。
専門家によると、ベンゼンは、人体の中でも特に中枢神経に大きく影響を与えるほか、脳および肝臓にも影響を及ぼす。そのため、乗車前にはまず窓を下ろして換気するのがいいと呼びかけている。
関連記事
抜け毛や白髪は年齢だけの問題ではないかもしれません。中医学では、髪の状態は「腎のエネルギー」と深く関係すると考えられています。下半身の簡単なストレッチが、髪の健康を支えるヒントになる可能性も。
髪は見た目以上に多くを語ります。ストレスや栄養状態、環境曝露まで記録する“健康の履歴書”としての可能性と限界を、最新研究と専門家の視点から読み解く注目記事です。
「少量なら大丈夫」は本当?240万人を分析した最新研究が、わずかな飲酒でも認知症リスクが高まる可能性を示唆。脳の健康とお酒の付き合い方を見直すきっかけになる一記事です。
「忙しい=充実」と思っていませんか。最新の研究と実体験から、過度な忙しさが心身や人間関係に及ぼす見えない代償を解説。立ち止まることの本当の価値を考えさせられる一編です。
透析は命を救う治療だが、腎臓が本来持つ「回復力」を見えにくくしてしまうこともある。必要な時だけ透析を行う新たな治療法で、回復率が高まったという研究と、透析を離脱できた女性の実体験。