中国四川省:チベット人、利権争い衝突、死者6人負傷者百人

【大紀元日本7月19日】香港の中国人権民主運動情報センターによると、7月10日、四川省稲城県_deng_坂郷と桑堆郷のチベット人約500人が、両地区の草原に収穫できる薬剤「冬虫夏草」の利益問題をめぐり衝突し、殺傷事件を起こした。_deng_坂郷の住民が自動拳銃および手榴弾を使い、桑堆郷の住民に対して攻撃し、死者6人、負傷者110人の惨事になった。一方、死者はすでに十数人に上ったとの情報も入っているという。

冬虫夏草は両地区のチベット人の主な収入源であり、両地区の草原の境目は明確に定められていないことが、争いの発端である。両地区の住民らは政府当局に対して同問題を解決するようこれまでに何度も求めたが、当局に無視された。それによって、両地区の住民らの衝突もエスカレートになった。

7月13日、両地区の住民は再び県政府へ調停を求めたが、当局は依然として無視したため、双方は稲城大橋で激しく言い争いが始まり、仕舞いに死傷者が出る衝突に発展した。事件後の翌日、千人ほどの桑堆郷チベット住民が、県政府を囲み、殺人犯を裁くように求めた。四川省は衝突の拡大を防ぐために、千人の武装警察および特別警察を派遣し、秩序が乱れないように取り締まった。

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