【大紀元日本7月23日】イギリスのケンブリッジ大学が最近行った、ヨーロッパ15カ国の国民に対する生活満足度調査によると、デンマークとフィンランドの国民が、ヨーロッパで最も満足度が高いことがわかった。
この調査は、ケンブリッジ大学の研究者グループがヨーロッパ人2万人を対象に行った聞き取り調査で、生活の幸福感と達成感について10点満点で点数を付けてもらい、その理由を選んでもらうというもの。
調査によると、金銭は必ずしも人々に幸せをもたらすものではなく、円満な家庭、親友、満足できる職業、周囲の人と社会への信頼があれば、人々は幸福感を感じるということがわかった。
調査対象となった15カ国のうちで、デンマークが8.3点でトップ、フィンランドが8.06点で2位だった。アイルランド、スウェーデン、オランダがそれに続く。
一方、満足度の低い国は、11位から順に、フランス、ドイツ、ギリシャ、ポルトガル、イタリアで、イタリアは6.28点だった。
この調査のリーダーであるクラッド教授によると、調査結果からみて、「満足度の高い国では、自国の政府、法律ならびに各機関への信頼度も比較的高い」という。一方、イギリス国民の満足度が7.47点で9位に止まったのは、政府、警察、各機関への信頼度が下がり、社会の不信感が高くなったことによるという。
また、調査結果によると、ヨーロッパの女性は男性より満足度が高いということ、ならびに若者とお年寄りは中年層より満足度が高いということも明らかになった。
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