中国産ショウガから有毒物質を検出=米FDA

【大紀元日本8月1日】米国食品薬品管理局(FDA)は7月31日、カリフォルニア州公共健康機構の通知を伝え、中国産ショウガを食用しないよう警告を出した。同州の農薬管理機構は一部の中国産ショウガからアルディカーブ(aldicarb)代謝物アルディカーブ・スルフォキシド(aldicarb sulfoxide)を検出したという。この薬剤は、ショウガには使用が禁止されている。

FDAが7月31日公布した通知によると、FDAはすでにカリフォルニア州公共健康機構と連携して、問題の中国産ショウガを輸入した業者Modern Trading Inc.社に対し、販売先の調査を求めている。現時点において、北カリフォルニア州のアルバートソン(Albertson)とセーブ・マート(Save Mart)という2つのスーパーに出荷したのが判明。

FDAの資料によれば、人がアルディカード(aldicarb)代謝物を摂取すると4時間以内に中毒症状を現す。少量摂取の場合は、インフルエンザのような、吐き気、頭痛、視力障害などの症状が発生するが、通常は5、6時間以内に治る。しかし、摂取量が多いと、めまい、唾を垂らす、油汗をかく、嘔吐、下痢、筋肉硬直・痙攣、呼吸困難などの症状が現れる。

FDAは、問題のショウガを購入した可能性のある消費者に対し、商品の廃棄を呼びかけている。現時点では、今回発見された違法農薬残留のショウガによる中毒患者はまだ確認されていないという。

(記者・蔡磚・/div>
関連記事
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。