中国湖南省:服飾メーカー従業員千人以上が座り込み抗議、暴力的取り締まりで負傷者多数
【大紀元日本8月2日】先月26日、湖南省長沙市の服飾メーカー「銀太紡織有限公司(元・長沙裕湘紡織総厂)」で、従業員千人以上が、同工場幹部の汚職問題について、工場入口前で集団座り込み抗議した。現地政権が数百人の警察を動員し数十人の従業員を逮捕、負傷者が多数出た。
本紙記者が工場に電話取材をしたところ、対応に出た工場関係者は、従業員の抗議事件の発生を認め、「問題はすでに解決した」と説明した。現地の岳麓区・公安局は、現場にいたことを認めたが、抗議者への暴力行為、逮捕事実などを否認し、今回の事件は従業員の暴動であるとした。長沙市政府の報道事務局は記者の質問に答えず、取材を拒否した。
抗議に参加した従業員が大紀元に寄せた情報によれば、当日、数百人の警察が数十匹の警察犬を連れて現場に駆けつけ、抗議者に暴力を振舞ったという。従業員数人が携帯電話で暴力現場を撮影しようとしたが、警察が携帯電話を壊し、彼らを強制連行した。約4、50人の従業員が逮捕された。多くの負傷者を出し、老人も殴られた。いまだに入院治療している人がいる。
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