中国四川省:ダライ・ラマ14世の帰国を呼びかけたチベット人、強制連行

【大紀元日本8月6日】四川省甘孜チベット族自治州理塘県で8月1日に行われた軍と民間人の親睦会「八一」競馬大会で、あるチベット人が当局に対して、ダライ・ラマ14世の帰国を求めたため、警察に逮捕され、それに対して、現場にいたチベット人らが抗議を行った。これに対して、チベット亡命政府は中国当局が地元チベット人の要求に応え、今回の事件を協調して解決するよう呼びかけた。米VOAが伝えた。

*20数人が強制連行

競馬大会の開幕式典で、地元チベット人のロンジェ・アツァさんが、主席台で理塘寺院ラマのレンチェ氏に対して、「哈達」(尊敬のしるしとして人に贈る赤・白・黄・青など各色の帯状絹布、仏にも供える)を献上し、さらに民衆に向かって「哈達」を捧げてから、マイクを通じて、政府当局に対して、ダライ・ラマ14世の帰国を要請するよう、第11世バンチェン・ラマのゲンドゥン・チューキ・ニマ少年および地元活仏のアンザーシ氏の解放を呼びかけた。アツァさんはさらに、甘孜「愛国愛教」教育運動の中で極めて積極的に参与したチベット人を名指し、土地および水源によって内争を引き起こさないよう呼びかけた。数人の公安は直ちに彼を理塘県拘置所へ連行した。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。