中国で乳母論争

 【大紀元日本8月8日】北京消息筋によると、最近の中国では、農村部出身の女性が提供する「代理母乳サービス」、いわゆる乳母が再び注目を集めている。乳児を抱えながら働く女性にとっては、大いに助かるサービスだが、しかしその一方で、貧しい女性が、自らの子供に与えるべき母乳を裕福な子供に与える乳母の仕事は倫理的に問題である、と指摘する声も上がっている。

 中国では、ここ数年の経済成長によって一部の市民の収入が上昇したほか、粉ミルクの安全性への不安が高まっていることから、乳母に対する需要が高まっている。2004年には、中国で売られていた偽物の粉ミルクにより、安徽省東部の貧しい地域を中心に少なくとも13人の乳幼児が死亡するという事件があった。最近では、田舎に住む貧しい女性が都市部に住む裕福な家庭の赤ちゃんに母乳を提供するサービスが都市部を中心に広がっている。

 河北省出身の月江梅(音訳)さん(22)は、自分の子供を親戚に預けて、経済的に豊かな温州市にやってきた。「私の娘は(生後)7ヶ月。ベビーフードと粉ミルクで育っています」と月さんは言う。彼女は自分の通常の5倍の給料、月4,000元(6万円)という求人広告に惹かれ、温州市の裕福な家庭の乳母になるためにやってきた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国民主党北京支部のメンバー7人に対し、「国家政権転覆」の罪で重い判決が言い渡された。カナダ・バンクーバーでは、同党のメンバーらが中国総領事館前で抗議集会を開き、党員の釈放と中国の人権状況への国際的な関心を呼びかけた
中露やイランが推進する「脱ドル化」と人民元の国際化。しかし最新データは、その勢いがロシア制裁による一時的な代用需要に過ぎず、既に下落に転じている実態を暴く。揺るがぬドルの覇権と人民元の限界を鋭く分析
トランプ政権が敵対的政権の金融センターを標的に定めたことで、中国に対する米国の「戦略的曖昧さ」の時代は終焉を迎えた
日米英を含む10か国は共同で警告を発し、中国共産党との関係を指摘するサイバー攻撃者が、スマホなど日常生活で使うスマート機器を大規模に悪用し、攻撃用の不正ネットワークを密かに構築していると指摘
米財務省は4月24日、イラン関連の新たな制裁を発表し、中国の製油所「恒力石化(大連)有限公司」や、海運会社、イラン産石油を密かに輸送する「影の船団」に属する船舶などを制裁対象に追加した