【大紀元日本8月9日】英人材調査会社ECA Internationalの調べによると、外国人居住者にとってアジアでもっとも生活費のかかる都市は韓国のソウルで、東京を抜いてトップとなった。一方、連続トップであった日本の都市がトップの座を譲ったのは、日本における生活コストが円安によってやや降下したためだという。ロイター通信が伝えた。
ECA社は、贅沢品、外食、食料・日用雑貨にかかるコストなど125項目にわたる経済指標をもとに、各国ならびに各大都市における生活費を調査した。国別では、ウォンの価格が上がったことから、アジアでは韓国がトップ、世界ランキング4位であった。都市別では、アジアの中ではソウルが1位で、2位以下が東京、横浜、神戸、香港、台北の順になっている。
ECA社部長の関礼廉氏によると、5年前は、東京にいる外国人が日用品を購入したり、様々なサービスを利用する場合、ソウルにいる外国人より3~5割多く支払わなければならなかったが、現在は、韓国で生活している外国人が東京で同じものを買うと、韓国より安くすむという。関氏はその理由を、「対USドルでは、韓国ウォンが益々強くなっており、日本円はその反対に弱くなっている。そのために、生活コストの差が出てきている」と分析している。
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