江沢民の側近、第17回党大会代表に落選、その裏事情
【大紀元日本8月16日】中国当局の江沢民元主席の息子・江綿恒と、その腹心、身辺警護を担当した中央警衛局の由喜貴・局長は、今秋に開会される予定の中国共産党第17回全国代表大会(以下、党大会)の代表に選出されなかった。国外の中国問題の専門家はこの問題に分析と見解を示している。ロイターは内部情報筋の話を引用、政権内部の権力争いを報じた。
中国軍部が公表した今回の党大会に参加する軍関係者296人の代表のうち、江沢民の腹心、中央警衛局の由喜貴・局長の名前はない。
今年、ガンで亡くなった「上海派」の重要メンバー黄菊の秘書が汚職問題で取調べを受けていることや、「上海派」のもう1人の重要メンバー、上海市元トップ・陳良宇は、共産党員の除籍、公職剥奪の処分に処せられ、司法審理を受けていることに加え、今回の江沢民身辺の最も重要な人物、前述の2人が党大会の代表に選ばれなかったことから、「中国当局の現最高指導者である胡錦濤・主席が党大会を前に、一層政権内における地位と力量を強化した」との見方が強い。
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