中国の環境汚染、危険の臨界点に達する=中国当局

【大紀元日本8月20日】中国国家環境保護総局の潘岳・副局長は、「中国の環境汚染状況は、危険の臨界点に達している」と発言した。台湾メディア・中央社がこの発言を引用し、「中国の環境汚染が日々深刻になり、如何なる地区、如何なる都市、農村において、環境保護問題は避けて通れない問題となっている」と伝え、世界銀行の環境問題報告書などをあげて、中国の環境汚染の実情を分析した。

英国のフィナンシャル・タイムズ紙の報道によると、世界銀行が作成した「中国環境汚染による損失」と題する報告書は、中国当局の強い干渉を受け、3分の1の内容が削除された。報告書の内容を公開すると、社会の不安定を及ぼすと中国当局は懸念しているという。

削除された主な内容は以下である。「中国の都市部で、大気汚染が極めて深刻で、年間において、35万人から40万人の死亡をもたらし、約30万人は室内空気の汚染により死亡。また、毎年、約6万人が水質不良のために、激しい下痢を患い、胃がん、肝臓がん、膀胱がんなどで死亡」。

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