中国で頻発する炭鉱事故、死亡率は日本の252倍
【大紀元日本8月27日】ここ2,3年、中国では炭鉱事故が頻発しており、炭鉱労働者の被害状況は目を覆うばかりである。石炭の生産量と炭鉱事故による死亡数をみると中国の死亡率は3・3%、世界平均水準値の100倍以上であり、100万t生産するたびに死亡率が4%に近づいてゆく。これに対し米国での死亡率は0・039%で中国のわずか1%ほど。その他の国ではインド0・42%、ロシア0・34%、南ア0・13%。先進国の平均的な比率は0・4%だ。また、日本と比べると死亡率は252・4倍にもなる。
しかし死亡数は政府当局のデータをはるかに上回っているのが実状のようだ。炭鉱の安全状況はきわめて厳しく、炭鉱事故は多くの国民の命を奪っている。さらに、「塵肺」が中国の職業病のトップになってしまった。
塵肺は長期間大量の粉塵を吸い込むことにより肺組織が壊れ線維化し、咳、胸の痛み、無気力などの症状が起こり、重症の場合働くことも出来なくなり、眠るときは身体を折るようにして眠り、最後には心肺機能が低下し呼吸困難に陥り死に至る。
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