「オリンピックはいらない、人権が欲しい」と訴えた抗議農民の代表、逮捕される

【大紀元日本8月30日】黒龍江省佳木斯市の公安当局は8月23日、現地の農民土地抗争の代表・楊春林さんを国家政権転覆罪で正式逮捕した。

農地が地方政権に強制収用されたため、現地の農民4万人以上は、抗議活動を起こした。楊さんは農民代表を務め、「オリンピックはいらない、人権が欲しい」と訴え出た。その後、楊さんは7月6日に逮捕された。同市の公安関係者によると、このスローガンが災いし、中国当局最高指導部に知れ中央公安部の命令の下、逮捕された。

親族によると、7月6日警察は楊さんを逮捕する際、逮捕状を提示しなかった。その後、再三警察を問いただした末の8月23日、逮捕後47日目にして、ようやく逮捕状が交付された。家族は、「楊春林の逮捕情報が国外の大紀元サイトで報道されることを避けるため、証拠となる逮捕状を発行しなかったのではないか」と話した。

(記者・方暁、劉傑翻訳・叶子)
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