DNAがアートに

【大紀元日本9月2日】人間ひとり一人の情報が書き込まれているDNA。的中率が高いため、犯罪捜査や親子関係の調査に利用されることが多いが、今ニューヨークでは、DNAを使ったアートが注目されている。

ロイター8月30日の報道によると、DNAの直線や幾何学模様が、モダン・アートに利用されているという。自分のDNAをアートにしたい人は、DNA11という会社のホームページで好きな色を選び、世界でたった一つの、自分だけのDNAデザインを創ることができる。

DNAは一人だけに止まらず、家族やカップル、友人などのDNAも同時にプリントし、複数人のDNA模様を一つのカンバスに織り成すこともできる。

DNA11のAdrian Salamunovic氏によると、同社が2005年に設立してから、需要は月20%の割合で増加しており、世界52カ国からDNAアートの注文が寄せられているという。

DNAは、血液、骨、髪の毛や体の組織などから摘出することができ、主に犯罪捜査や身元確認、親子関係などを調べる時に利用されている。通常、DNAのサンプルは頬の裏の唾液から採取する。人間のDNAには約30億の分子のペアが並んでおり、それは新聞の朝刊約25年分の文字に相当する。

このサービスを行っている「DNA11」の「11」は、DNAの形状である螺旋状に延びるふたつのひもに似ていることからつけたという。

(写真=ロイター)

(写真=ロイター)

(翻訳/編集・田中)