リチャード・ギア、チベットと法輪功の迫害について、北京当局に情報公開を要求

【大紀元日本9月6日】映画俳優リチャード・ギアは3日、イタリア・ベニスで開かれている第64回ベネチア映画祭に出席した際、2008年北京五輪前に、チベット人及び法輪功に対する弾圧などに関する人権状況について情報公開するよう北京当局に訴えた。

アイランド・オンラインの報道によると、ベニス映画祭に出席したリチャード・ギアは3日、北京オリンピックについて言及した際、「中国はオリンピックを主催するならば、チベット文化に対する破壊、チベット人と法輪功に対する迫害など中国で発生している実情について情報公開しなければならない。中国は深刻な人権状況があります、それについて話さないといけない」と話した。

リチャード・ギアは先週、ベニス映画祭で新作映画の記者会見で北京五輪へのボイコットを呼びかけた。ボイコットは中国の人権改善に有益であるという。

「全体のボイコットは難しいかもしれないが、感情から言えば絶対に有意義である。私たちの世界は、自国と他国の民衆にこんなに残酷な政府にどうして評価できるのか」

「私は本当に訴えたいのは、北京五輪をボイコットするより、北京当局が真相を公開することだ」「各メディアと国際団体が中国に行くことによって、中国の進歩に非常に重要な作用を果たすのは違いない。しかし、中国オリンピックに参加するならば、中国で発生しているネガティブなことについて話さないといけない」。

熱心な仏教徒としても知られるリチャード・ギアは、チベット国際運動の主席を勤めている。長年以来、チベットの精神リーダー・ダライラマを支持してきた。1993年以来、北京当局はリチャード・ギアに中国訪問のビザ発行を拒否している。1997年リチャード・ギアは、映画「レッドコーナー(Red Corner)」で中国の腐敗した司法体制の被害者役を演じたが、この映画は中国で上映禁止された。

(翻訳/編集・肖シンリ)
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