クリントンファミリー巨額政治献金疑惑、ささやかれる中国当局関与

【大紀元日本9月10日】米次期大統領選の候補者、民主党のヒラリー・クリントン議員に、巨額の政治献金をした米国在住華人ノーマン・シー(徐諾曼=音読)について、様々な疑惑が浮上する中、シーと関連するもう1人の民主党巨額献金者、ローラル社のシュワルツ・ローラル総裁などの存在が再び取り上げられている。World Net Daily(WND)の報道は、背後に中国当局の影があるとみている。

米国在住の華人ノーマン・シー(徐諾曼=音読)は2004年から、米民主党に100万ドル以上の政治献金を提供してきた。その多くは、次期大統領選の候補者ヒラリー・クリントン議員への献金である。

一方、シュワルツ・ローラル総裁は中国当局と緊密な関係を保っていた。中国に訪れる際に、軍部の企業「中国航天科技国際集団有限公司」の最高責任者と面会するなど、携帯電話サービスの関する契約を獲得、年間2億5千万ドルの利益を得ている。そのシュワルツ・ローラル総裁は、1996年にクリントン元大統領の選挙において、最大な政治献金者となった。クリントン大統領就任後、シュワルツ・ローラル総裁は、米商業部の対中国貿易代表の座につき、ハイテク産業の対中輸出制限の緩和などを要求、クリントン大統領がそれを受け入れた。結果、米司法部が強く反対する中、衛星輸出許可証の審査権は、規制が緩い商業部に移行され、クリントン大統領がローラル社に中国のロケットでアメリカの商用衛星を打ち上げるのを許可した。そのことについて、米議会議員らは、同社と中国との協力がミサイル製造技術を漏らし、アメリカの安全と利益を損なうと非難した。

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