【中国のことわざ】玩物喪志

【大紀元日本10月2日】【 Wán wù sang zhì 】玩物喪志(がんぶつそうし)。無用の物を愛玩して大切な志を失うこと。人を戒めるときに用いられる。

商代の紂王(ちゅうおう)は非道であり、広く宝物を探し、宮殿を改修し、楽しく騒ぐことを好んだ。紀元前1051年に、周の武王は兵を起こして商を滅ぼし、各部族の国家と関係を築いて、各国は周朝へ貢ぎ物をし、こういった状況は日に日に増していった。ある日、旅国の使者が武王に獒(ごう)という一頭の大きな犬を献上した。この犬は武王を見ると地に伏して、それがまるで君主への拝謁の仕方にそっくりだったので、武王はとても喜び、獒に心を奪われ政治が荒廃した。

召公は、武王を正気に戻らせて、商の紂王が滅亡したことの教訓を心に刻ませようとし、「旅獒」という文章を書いて「公明正大な王は徳を慎み、四方の少数民族はみな客となる」という主張をし、「徳」と「道」を関連させて「言葉や主張は外部からの影響を受けずにいて、全てのことの尺度はようやく規範に適合できる。他人を弄ぶことは、自らの徳行を損なうことであり、物に没頭することは、進取を失うこととなる。心の動きを志とし、志がまだ生じない時は道を規範とすべきであり、志の生じることを言葉として、言葉と志は相通じることができる」と説いた。

▶ 続きを読む
関連記事
太陽光は、気分に関わる脳内物質や体内時計、ビタミンDの生成に関係しています。安全に日光を浴びることは、心の健康や睡眠を支える習慣の一つです。
器具もジムも不要。家にある枕ひとつで全身を鍛えられる5つのエクササイズを理学療法士が紹介。寝る前や起き抜けに、ベッドの上からでも始められます
コーヒーは体に良いのか、悪いのか。アメリカ心臓協会は、成人のカフェイン摂取量と心臓への影響について新たな見解を示しました。
中医学では、顔色、目の下のクマ、唇や舌の色、あご周りの変化などを、体調を知る手がかりの一つと考えます。診断ではなく、健康を見直すサインとして紹介します。
音や音楽は、気分だけでなく心拍やストレス、睡眠にも関わる可能性があります。音楽療法と音による癒しの違い、日常での取り入れ方を紹介します。