第17回党大会初日、北京市は厳戒態勢

【大紀元日本10月16日】中国共産党第17回党大会が10月15日、開幕した。人民大会堂や天安門広場で厳戒な警備体制が敷かれ、付近の各道路、駅では、各箇所に十数人以上の警官が配置されている。当局が武装警察、公安、市民警備員計82万人を動員した。

目撃者によると、15日午前8時過ぎに、女性2人が広場前の毛沢東像の前に座り休息をとっていたが、同8時40分ごろ、滞在時間が長すぎると警察に手錠をかけられ強制連行された。

東長安街では、午前10時ごろ、70歳代の女性がペットボトルに入れたガソリンを体にかけ、火を付けようとしたが、すぐに警察に阻止された。その後、女性はパトカーに乗せられ、連行された。

同街で、スペインなどの国営テレビ記者が撮影取材している際に、警察に止められた。また、広場で写真を撮っていた女性のカメラも写真を全部削除されたという。

訪民(陳情者)・厳さんから寄せられた情報によると、当日に約1000人以上の訪民は、「馬家楼」という場所に強制連行され拘留されているという。

天安門広場で外国人記者の取材を阻止する公安たち(大紀元)

唯一通行できる天安門広場の東側の道路(大紀元)

「前門」駅で、公安が陳情者を連行する場面(大紀元)

天安門広場に通じる道路で巡回する警備員(大紀元)

今党大会は、15日から21日までに開催される。開催初日、胡錦濤・国家主席が報告を行った。

(記者・趙子法、古清児  翻訳/編集・叶子)

関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明