全世界華人声楽大会開幕、在日華人が一次予選突破

【大紀元日本10月16日】全世界華人声楽大会は10月15日(米国現地時間)ニューヨークのコフマン(Kaufmann Concert Hall)で開幕した。日本から参加した劉茂果さんが、民族唱法部門で一次予選を突破した。

今大会は、民族唱法(Folk Singing)とベルカント唱法(Bel Canto)の2つのグループを設け、男女別で4つの部門に分けて競い合う。15日から17日まで、一次予選、二次予選、決勝が行われる。

中国国内や、香港、台湾、日本、韓国、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、ドイツ、英国、ギリシャ、オランダ、スペイン、アルゼンチン、ノルウェー,カナダ、豪州、米国など20数カ国から100人あまりが参加する。日本からは、上記の劉さんのほか、広島在住の伊賀美奈子さん、董明さんも参加した。初日の一次予選で残った36人が二次予選に。

伊賀さんは、いま台湾の南華大学の民族音楽部で声楽を専攻している。モーツァルトのオペラ「連隊の娘」で大会に挑んだ。董明さんがドイツ語でモーツァルトのオペラ「魔笛」を披露した。

日本から参加した伊賀美奈子さん(大紀元)

一次予選では、劉茂果さんは民族唱法の歌「山歌」を披露した。濃厚な農村風格のメロディで、音色はしなやかで美しく、高い評価を受け、予選を突破した。

劉さんは、「参加者のレベルは高く、個性的です(中略)。それぞれの歌声に、様々な美しい風景が目に浮かびました。広大な海、生い茂る森林・・・、大自然の気迫を心で感じ取れました。また、家族、友人への純真で素朴な思いが感じられ、さらに昇華され、愛情と恩義までも感じ取ることができました。正統派の芸術は人の道徳、内在の情操への要求が高いため、人々の心を強く震撼できる。今回、歌唱芸術を通して、中華伝統文化の深さを改めて実感できた」と話した。

「全世界華人声楽大会」は、新唐人テレビ局が主催する国際音楽大会の一つ。大会の趣旨は文化交流を促進し、純真、純善、純美の正統的声楽芸術を発揚させること。選考委員会のメンバーで、アルト歌手の楊建生氏は、「今大会は、全世界の華人社会における初の国際レベルのコンテストであり、多くの優秀な人材を発掘できた」と述べ、また中国人と世界文化を結び合わせるプラットフォームを提供していると評価した。

(翻訳/編集・叶子)
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