中共第17回大会上層人事 焦点は中央政法委書記

【大紀元日本10月21日】中国共産党の17回党大会は明日22日、党最上層指導部である中央政治局の人事配置を決める。江(江沢民)胡(胡錦涛)間権力闘争の白熱した第17回党大会の人事配置の中、最も焦点を当てているのは、中国共産党政治法律委員会書記の次期候補者と、その政治局での地位であり、江沢民勢力及び胡錦涛政権との激しい権力闘争の核心である。

中国共産党政治法律委員会(政法委)は、司法、検察、公安部門を主管する機構。中国共産党の中央と地方の各クラスに存在する。中央政法委は中央紀律検査委員会と共同で政府の監察部門を指揮しながら、中央軍事委員会とも共同で武装警察の指揮を執る。司法部長(法務大臣)や最高人民法院院長(最高裁長官)らを束ねるトップに位置し、その権力は絶大である。

現書記の羅幹が任期内に実施した民衆に対する弾圧政策は、特に一億人も上回る、中国社会各層に普及する気功集団・法輪功への迫害は、民衆と政府間に多大な対立を作らせ、社会の核心問題を誘発した。羅幹の辞任問題及び次の後任者候補は、今回の党大会における権力闘争の中心となっている。

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