中国法輪功学習者難民、米政府受け入れ

【大紀元日本11月19日】心身を修め、真・善・忍を信条として固く守り続ける法輪功(ファールンゴン)学習者の高進英(61)さんとその夫・劉葆春さんは、何度も中国政府に拘束され、不法判決を言い渡され、6年間指名手配された苦難の日々を嘗め尽くした末、国連難民団体、米国およびタイ政府関係部門の働きによって、11月15日午後11時20分にタイより米ニューヨークのJFK国際空港に到着した。「ファールンゴンの友」のアラン・アドラ主席は、すべての救出過程において、各方面からの妨害が多かったが、米政府関係部門の支援により、2人が成功裡に米国に渡ることができたとし、国際社会の正義の力によって法輪功学習者の救出成功例を再度作ったとコメントした。

河北省邯鄲市の法輪功の指導員だった穏やかな高さんは、過去8年間において、2度にわたり不法拘束され、1年の不法判決を下されたのち、6年もの間、家を離れる羽目になり、落ち着く場所もなく約80の都市や地方を転々としていたと語った。高さんは「どんな困難も自分が法輪功を修煉する信念を変えさせることはできない」と強調した。

高さんは、「ここ数年間、自分の周りの法輪功学習者は十数人が迫害され死亡した。拘束され、強制労働を強いられ、不法判決を下され、刑務所に入れられた学習者はなお多い」と、中国政府によって行われている迫害真相を明らかにした。

▶ 続きを読む
関連記事
中国人富豪による米国での代理出産が急増する中、100人以上の子をもうけたとされる実業家・徐波に対し、米ロサンゼルスの家庭裁判所は「通常の養育範囲を超える」として親権認定を拒否した。制度の隙を突く動きに米当局の注目が集まっている。
米パデュー大学は敵対国とされる国々、中共やイランなどからの学生を受け入れない方針を決定した。専門家は、中共が留学生を情報活動に利用してきた実態を指摘し、その影響で多くの中国人学生が貴重な海外留学や研究の機会を失うことになったと指摘。
欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は16日、2035年からのガソリン車・ディーゼル車など内燃機関を搭載した新車の販売を原則禁止する計画を事実上緩和する改正案を公表した。
米IT大手メタ社が、巨額の広告収入を背景に、中国から配信される詐欺広告への対応を長期間にわたり目をつぶってきた実態が、ロイター通信が入手した内部資料で明らかになった。
トランプ氏の停戦発表をタイが否定、国境戦闘が激化。タイ空軍F16がカンボジアのカジノ施設と特殊詐欺拠点を連日攻撃、軍事拠点化された高層ビルを破壊。犯罪温床の利権構造が衝突の背景