仏:中国へ核技術提供、廃棄物の処理問題に懸念
【大紀元日本11月30日】 仏サルコジ大統領が今月訪中時に、仏核原子炉メーカーのアレバ(Areva SA)社は、中国より80億ユーロの契約を結んだ。しかし、契約では、仏の核技術も中国に提供することになり、各界より放射線廃棄物の処理問題に懸念が示された。
ウォールストリート・ジャーナル27日の報道によると、アレバ社は欧州市場でもっとも進んでいる加圧水型原子炉の設計図を中国に提供することが重点だという。今年7月、米ウェスティングハウス社が中国と契約した第3代AP1000核技術にて4つの核原子炉を建築する契約でも、技術提供の条項が盛り込まれており、中国が原子炉を建設する可能性をもたらした。
一方、中国当局が自ら制定した核発展三段階とは、①協議により技術確保経路を保つ②協力外国企業へ原子炉建設について諮問する③中国当局が完全に独立した製造態勢を確立することである。
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