2030年までに中国の水資源消尽=国務院発表
【大紀元日本12月22日】中国で近年、異常気象が発生し、同じ季節において、多くの地方で洪水が発生する一方で、多くの地方で深刻な干ばつが発生している。洪水や干ばつが頻繁に発生することで、中国の食糧の減産、インフレが引き起こされているほか、中国人民の生活が深刻な脅威にさらされている。
先日、中国国務院弁公庁は、地球の温暖化に伴い、中国における利用可能な水資源が2030年までに消費され尽くすとの警告を発した。官製メディアの「人民日報」が最近発表した論説においても、干ばつはすでに国民の日常生活に影響を与えている可能性があるとの警告が発せられた。中国は、世界の水資源の7%を占める一方、世界の総人口の20%を占める中国人に水を供給しなければならず、このことから、水資源の問題が日増しに深刻化している。
先日公表された、中国の物価上昇率の数字を見ると対前年比で6・9%の上昇であったが、このうち、野菜価格は28・6%の伸びを示した。また、干ばつが深刻な地区における野菜価格の上げ幅は更に大きくなっている。
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