神韻芸術・クリスマス公演開幕、内包豊かな舞踊芸術に感涙の声

【大紀元日本12月22日】新唐人テレビ(NTDTV)が主催するクリスマス公演「神韻芸術ホリデー・ワンダーズ」は12月18日、ニューヨークのブロードウェイのビーコン劇場(Beacon Theatre)で幕を開けた。

公演は中国の各民族の各時代の古典舞踊を中心とし、豊富な内包と巧みな舞踊芸術は、神から伝わった「神伝文化」を再現、天と道徳を重んじ、純善純美の芸術理念を強調、ダイナミックで3Dの天幕が舞台効果をさらに上げ、観客からは涙が出るほど感動したとの声が多数寄せられた。

息を呑んで観賞する観客たち(大紀元)

「万王下世」の演目は、西方の天国世界の遠い歴史の一幕を再現、天幕には華美で極彩色に彩られた庭園と楼閣を映し、芸術家の踊りが東方の佛・道、西方の神・天使の一挙手一投足を繊細かつリアルに描き、天国世界の限りない神聖と純潔さを惜しまなく表現できた。

舞踊劇「善念結仏縁」(善の一念が仏縁を結ばせる)は、神・佛・道は(権力や、地位、経済力、見た目ではなく)人間の心しかみない道理を伝えている。神と佛の存在を信じない2人の不良少年が廃墟となった寺院で、仏と羅漢の像にいたずらをしていた。その時、突然、暴雨が降り始め、1人が微かに悟り悪さを反省する念を生じた。佛が彼のこの心の変化を見納め、後に夢の中で現れ、大いに神通力を顕現、菩薩や、天女をみせた。2人の心が強く震撼され、改心を誓い、仏道を得、修煉の道に辿り着いた。

中国舞踊の歴史が多くの朝・代を経て、精錬され広く伝授され、独特なボディーランゲージや、繊細かつ緻密な舞踊動作と技法を形成した。今年の初公演では、ウイグル族、朝鮮族、モンゴル族の多種多彩な伝統舞踊が披露された。舞踊動作が柔剛兼備で、柔を表現するとき、優美の踊り姿と造型のほか、踊り子の呼吸までにきめ細かい感情が浸透、各民族の純正な個性を描き、地域の歴史がもたらした独特な情調、素朴な善と美を存分に表現できた。

新疆はシルクロードの経由地、世界4大文明の発祥地であるギリシア、ペルシア、インド、中国の中枢でもある。古来から新疆に居住するウイグル族は、唐時代の西域文明の影響を受けながら、情熱的かつ優美、自由奔放な伝統民族舞踊を形成した。今回の公演で披露された新疆舞踊は、高度な中国古典舞踊の技法をみせ、キラキラと輝く純潔な民族衣装と、天幕に映し出す天山山脈の雄大な風景が一体化になり、時空を超越、観客を新疆の広大な草原にタイムスリップさせ、斬新な視聴感覚をもたらす。

ブロードウェイの俳優トーマス・キーティングさんは公演観賞後、「一つ一つの演目が中国古代の伝統文化を再現しながら、西方の文化とうまく融合させることができ、異なる芸能表現で、異なる内包を訴え、観客に深い感動を与えることができた」と絶賛、感激のあまり涙を流したことを明かした。

公演終了後、記者に感動を語るトーマス・キーティングさん(大紀元)

クリスマス公演・「神韻芸術ホリデー・ワンダーズ」は12月18日から26日までに、ビーコン劇場で10回の公演を行う予定。米国のチケット予約センターの電話番号は212-695-7469。オンライン情報はholidaywonders.net あるいは chinesesplendor.comにて公開中。

クリスマス公演後は、神韻ニューヨーク芸術団と神韻巡回芸術団の2グループに分かれ、来年4月まで全世界各地を巡回公演する。日本では2008年2月12日から20日まで、東京、名古屋、大阪で9回の公演を行う予定。日本語公演情報サイトは、http://www.ntdtv.jp/gala/video.html。

(記者・李成思、翻訳/編集・叶子)
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