師走のご馳走

【大紀元日本12月23日】師走冬至に向かって、日足がどんどん速くなります。夜が最も長くなり、地球は冬眠生活に入ります。地球は冬眠生活の暖炉と食料を確保するために、木枯らしを吹かして生命の落ち葉を地表の内側へと回収します。

 地球の表面は華やかさを失いますが、地球の胎内は冬眠生活の生命で満ち溢れています。来春の生命を生み出すために、地球は冬眠生活で生命力を充電します。今年一年地球上で生起した出来事を、来年の礎のために地球の内部で加工して保管する必要があるからです。

 お坊さんも走り回るほど忙しいのが、師走の季節だといわれます。地球は今年一年の活動の収穫を、地球の隅々を駆け巡って冬至の日までに集めます。お経を念じるように大切に、稔りをせわしなく掻き集めます。冬至祭りはそれを無事なし終えた印として祝われます。

 冬至を迎えると今年の太陽は天の岩戸に隠れて、新年の日の出の復活を待ちます。儀礼的には正月の御節料理の準備が整うと各家の竈(かまど)の火が落とされ、新しい正月の火種は京都・八坂神社に見られるように、くるくる回すオケラの火を持ち帰って復活した太陽の火を竈に点火するのです。

 こうして太陽の火を竈へ移す、聖火の日継(ひつぎ)が行われるのです。師走から初日の出へと、何が準備されご馳走されたのか?春に芽吹く生命の姿や人々の喜怒哀楽の人生にやがて顕現してくることでしょう。

 

(昧)

 

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