中国古典舞踊の最高峰・神韻芸術団は20日夜、愛知県常滑市(とこなめし)の中部国際空港セントレアに到着。アーティストたちは空港で待ちわびていたファンから熱烈な歓迎を受けた。
あるファンは「おなじみの神韻アーティストたちを観て、興奮せずにはいられませんでした」と語った。
神韻芸術団は12月23日に名古屋での公演から始まり、日本全国の都市数か所をめぐる。神韻2025日本公演のチケットはホットライン(0120-91-8487、午前10時〜午後5時)のほか、公式ホームページからも購入することができる。
神韻の司会者ジョンさんは、日本に来るのは初めてだ。ジョンさんは、日本の印象について「日本には奥深い文化遺産と長い歴史があり、日本人は精密さを探求しています。なので、神韻の純善純美な芸術をきっと気に入って下さると思います」と語った。
ファンたちが楽しみにしている今年の公演の内容について聞かれると、ジョンさんは「楽しみにしておいてください。公演を実際に体感してみてください」と話した。
またジョンさんは、神韻が表現しているのは中国の真の伝統文化で、神韻が表現する内包は誰もが理解できると述べた。
ジョンさんは、「(伝統文化)すべてが美しい中国古典舞踊で表現されており、『本当に麗しい』としか言いようがありません」と述べた。
神韻のもう一人の司会者である宋洋さんは、「私たちは日本にとても良い印象を持っていますので、日本で公演することをとても楽しみにしていました」「神韻は、過去数年にわたる日本での公演で非常に高い評価を得てきました」と話した。
続けて、宋さんは「日本は伝統を大切にし、伝統的な文化や芸術を重視し尊ぶ国」「日本人は神韻が示す神伝文化の含意に感動し、共鳴すると信じています」と語った。
宋さんによると、中国には5千年の伝統文化があり、深い含蓄がある文化であるが、無神論を標榜する中国共産党によって破壊し尽くされ、このような文化は世界中で失われてしまったという。
「神韻芸術団は、この失われた伝統文化を精緻な芸術で表現しています。だからこそ、日本だけでなく世界中で共感を呼ぶのです」と宋さんは語った。
最後に、宋さんは、神韻アーティストたちはこの数か月間、一新された公演を観客に届けるために熱心に研鑽を積み重ねてきたと語った。神韻の演目は毎年一新されており、これもファンたちが楽しみにしている理由の一つだ。
神韻アーティストを間近で見たファン 感極まる
神韻芸術団を歓迎するため、岐阜県から中部国際空港を訪れた菅智茂さんは、「特に神韻アーティストを間近で見てみたいと思っていた」「神韻が伝える伝統的な価値観は人間としてどうあるべきかを考えさせてくれる。とても感謝しています」と語った。
「私は神韻の公演で伝統的な概念を表現する演目が特に好きで、それが並外れた芸術的技巧によって表現されているので、神韻を観たことのない人たちに『神韻を見に来てください! 』と伝えたい」と興奮をあらわにした。
ファンの陳俊傑さんも、「神韻は毎年一新される演目でいつも目を見張ります。毎年素晴らしい演目を楽しみにしています」と期待に胸を躍らせた。
「何人かのおなじみの神韻アーティストに会ったところですが、心の中の喜びを抑えることができません」と語った。
神韻の世界巡回ツアーが日本で開幕 期待膨らませる著名起業家
神韻の芸術的表現について、日本の著名な実業家の小堀脩さんは、2024年1月の神韻公演を鑑賞した後、「公演は極めて精美で、幕が開いた瞬間に最も麗しい景勝が目に入った」と絶賛した。
小堀さんは、京セラやKDDIの創業者として知られ、「経営の父」と呼ばれた稲盛和夫氏のゼネラルマネージャーを務めていた。
神韻には3つの独創性があると小堀さんは言う。「一つ目は、卓越した技術を披露する各アーティストの独自性。二つ目は、中国の奥深い歴史を含めた故国への情懐とそこから育まれた想像力と創造力。三つ目は優れた芸術的な構造および舞台の独自性」
中国の伝統文化を愛する小堀さんは、公演を通して中国古典舞踊の繊細さに気づいたという。「中国古典舞踊は3つの創造的表現の魂」「何千年も蓄積されてきた文化が神韻の舞台で花開き、実を結んだ」と称賛した。
神韻を鑑賞した日本人実業家の田村和之さんは、2025年の公演シーズンの初めに大紀元に語った。「初めて神韻を観たとき、あの衝撃はなかなか忘れられません。同時に、神韻を鑑賞することは中国の正統文化を理解する窓でもあるので、機会があれば神韻を鑑賞するつもりです」
田村さんは、中国の伝統文化の復興を目標とする神韻を称賛している一方、神韻公演に対し妨害工作を仕掛ける中国共産党の行動は理解し難いと語った。
田村さんは、「中国大使館が日本での神韻公演を妨害しており、中国政府が仕掛ける工作はすべて裏社会の卑劣な手法であると分かった。私の想像を超えていた」と語った。
田村さんは、今年は10人以上の友人を神韻の公演に招待したという。
待望の2025年神韻世界巡回ツアーは、23日に日本の名古屋で幕を切る。その後、京都、大阪、兵庫、神戸、埼玉、東京などの主要都市で公演を行う予定。
大まかな統計によると、今回の神韻公演シーズンは世界5大陸をカバーし、少なくとも20か国200近くの都市で公演される。
神韻芸術団は失われた中国伝統文化の復興を掲げ、2006年にニューヨークで設立された。公演では中国古典舞踊の巧みな技、東西の古典楽器を融合させたオーケストラ、色鮮やかな衣装、豪華な3Dダイナミックバックスクリーンが観客を壮大な旅へといざなう。
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