神韻2023日本巡回公演、26日より開催 過去最大規模

2022/12/25 更新: 2022/12/26

待望の神韻2023日本公演は、26日に東京・八王子で幕開けを迎え、過去最多となる10都市で巡回公演を行う。3年ぶりの開催に期待の声は高く、チケットは完売となる舞台が続出した。

24日、神韻芸術団は米国アトランタで2023年度の初演を迎えた。シーズン中、神韻は5大陸20カ国以上を巡回し、東京、ニューヨーク、ワシントンD.C.、ロサンゼルス、サンフランシスコ、パリ、ロンドン、ベルリンをはじめとする180以上の主要都市で公演を開催する。アジア太平洋地域では日本に加え、台湾、オーストラリア、ニュージーランドの20以上の都市で公演を行う。

神韻米国公演は42の州と首都ワシントンD.C.で開催される(大紀元)

神韻は各国の行動制限が解除された2022年に巡回公演を再開、パンデミックの重苦しさを一掃し、全世界の何百万人もの観客に喜びと希望を与えた。神韻公演を観賞した豪州在住の芸術家は、「私たちには神韻とそのアーティストが必要です。神韻は魂の良薬です」と感動を口にした。

優雅な踊り、躍動感あふれる音楽、色鮮やかな衣装、心を打つ歌、そして演目の情景を変幻自在に表現するダイナミックなバックスクリーンーー。神韻芸術団の織りなす舞台芸術は、観客を壮大な中華文明の世界へといざなう。

神韻公演、世界中の名士が大絶賛

コロナ禍で全世界の名だたる芸術公演が低迷に傾いている中、神韻芸術団が急速に成長していることは業界を驚かせている。 神韻2022年公演を観賞した観客の声は、いずれも神韻の並外れた価値を伝えている。

2022年巡回公演のラストストップとなった台湾ではチケットが完売となった。観客の要望に応えるため当初の27公演に加え追加公演を行い、各劇場満員の大盛況となった。

台湾の名だたる大劇場で、中国建国の父・孫文を記念する「国立国父紀念館」で開催された神韻公演には政府要人や外交官も来場した。台湾総統府国策顧問の黄銘得氏は「希望にあふれる舞台だ。心が奮い立つような感覚をおぼえた」と語った。

台湾総統府国策顧問の黄銘得氏(龔安妮/大紀元)

「台湾で見た最も心を引く公演だった」。駐台ブラジル商業事務所所長のミゲル・マガリャンイス氏は神韻公演を観賞し、このように称賛した。「芸術は人々に希望をもたらす。伝統文化は人類文化の一部であり、大いに復興させるべきである」と述べた。

神韻公演を鑑賞した駐台ブラジル商業事務所所長のミゲル・マガリャンイス氏(新唐人テレビ)

国立国父紀念館の王蘭生館長は取材に対し「神韻を招待できたことは光栄だ。神韻が大好きで、ぜひおすすめしたい」と述べた。「生活には楽しい面もあるが、同時に困難に直面することもある。その時、人生とどう向き合うのか、どのような心持ちで人に接するのか、自然と人間の調和関係や相互ほう助など、非常に深い趣が込められている」と感嘆した。

純潔な美しさと豊かな精神性を持つ神韻芸術団は欧米諸国でも好評を博し、2022年度公演では多くの賞賛の声が聞かれた。

米ワシントンD.Cのケネディセンター・オペラハウスで開かれた神韻公演を鑑賞した元国務省次官補のロバート・ デストロ氏。2022年2月19日撮影(Jenny Jing /The Epoch Times)

元米国務省次官補のロバート・ デストロ氏は2月19日、ワシントンのケネディセンター・オペラハウスで神韻2022年公演を鑑賞し、「とにかく美しい」と称賛した。神韻公演で初めて中国の精神文化に触れたと述べ「面白い。もっと勉強する価値がある」と感嘆した。

舞台には「とても重要なメッセージが込められている。(公演を鑑賞できて)光栄だ。いつの日か中国でも公演できることを心から願う」と語った。

多国籍企業のIT部門責任者エイドリアン・ピークマン氏と友人(麦蕾/大紀元)

15万人の社員が在籍し、31か国と地域に188もの支社を持つ多国籍企業のIT部門責任者、エイドリアン・ピークマン氏は神韻のイギリス公演を鑑賞した。「ダンサーたちの技術は非常に素晴らしく、オーケストラの生演奏も最高だった」と称えた。自身もフルート奏者だというピークマン氏は「フルートの音色にすっかり陶酔してしまった」と吐露した。

米ペンシルベニア州ピッツバーグのエド・ゲイニー市長は、その内容とアーティストの表現力を称賛するため感謝状を贈呈した。「示唆に富む内容でした。逆境に置かれても、人は神聖な内なる精神によって成長し続けるのです。このことが強く伝わってきました。とても感謝しています」

米ピッツバーグ市長のエド・ゲイニー氏は神韻芸術団の公演を鑑賞し、声明文を発表し感謝の意を表した(NTD Television)

「優美で気品があり、鍛錬の成果を感じ取ることができました。チームとしての団結力もありました。本当に素晴らしいものでした。努力の結晶を舞台で余すことなく発揮できたのも、アーティストたちが実践する修煉法によるところが大きいと思います」とゲイニー市長は述べた。

米ウォルト・ディズニー社に勤務するベテランエフェクトアニメーターのフランシスコ・ロドリゲス氏は、神韻の舞台におけるダイナミックなバックスクリーンと流れ雲の舞台効果を高く評価した。「とても美しく色鮮やかでした」「ダンサーがダイナミックなバックスクリーンから一気にステージに飛び込んできて、見事でした! 素晴らしいアイデアでした」。

2022年5月28日、カリフォルニア州サンタバーバラのグラナダ劇場で行われた神韻公演でのフランシスコ・ロドリゲス氏とその娘(Alice Sun/The Epoch Times)

ロドリゲス氏は、神韻は中国の歴史と文化を総合的に表現しており「文化や民族、都市の本来の姿など、これまでとは違った視点で見ることができます。(中国共産党による)プロパガンダのために作られたものとは違います」と述べた。そして「神韻を通じて、中国文化の精神性を学ぶことができたのもよかったです。伝統を重んじ、精神性を大切にする人たちがまだいるのを知り、嬉しく思っています」と語った。

ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は、数十年にわたる共産主義支配によって破壊された中国の伝統文化を復興することを使命とする、世界最高峰の中国古典舞踊と音楽の芸術団である。観客の称賛と好評のなか年々規模を拡大し、今では8つの芸術団を持つに至る。毎年一新した演目と共に、世界各国で巡回公演を行なっている。「神韻」には「神々の舞の美しさ」という意味が込められている。

神韻2023日本公演のチケットはホットライン(0120-91-8487、午前10時〜午後6時)のほか、公式ホームページ(ShenYun.com/JP)からも購入することができる。

政治・安全保障担当記者。金融機関勤務を経て、エポックタイムズに入社。社会問題や国際報道も取り扱う。閣僚経験者や国会議員、学者、軍人、インフルエンサー、民主活動家などに対する取材経験を持つ。
静媛