中国伝統文化の復興を掲げ世界中で舞台を披露する神韻芸術団。新年を迎えた1月8日、神韻は米国とドイツの7都市で同時公演を開催した。ドラの鐘と共に幕が上がると輝かしい天上世界に観客をいざない、卓越した舞踊や歌唱には拍手が送られた。神韻を鑑賞した作曲家や映画評論家は、専門的な立場から感想を語った。
作曲家「息をのむほど素晴らしい公演」
「まさに一流の公演だ。息をのむほど素晴らしい」
作曲家のRobert Bakerさんは8日午後、テキサス州オースティンの劇場「ロングセンター・パフォーミングアーツ」で神韻芸術団の公演を鑑賞したあと、このように感想を漏らした。
新型コロナウイルス感染症の蔓延後、Bakerさんは長らく観劇を控えていた。神韻公演の当日、喜びの笑みを浮かべる観客と熱気に満ちあふれた劇場の様子を見て、Bakerさんは思わず笑みがこぼれた。「人々が感染症の恐怖から解放されたかのように感じた」。
Bakerさんは事前に神韻芸術団について下調べをしていただけに、感動も大きかったという。「まさしく一流の芸術団だ。ダンサーたちのレベルが非常に高く、全体的な芸術性は驚くべきものだ。彼らは自らのメッセージを発信するだけではなく、世界最大規模の共産主義政権と対抗しているのだ」。
神韻の音楽については、「神韻のオーケストラは非常に優秀だ。公演を通して完璧に演奏を行い、全くミスがなかった。まるで事前に録音したかの如く、優美な音色だった」と称賛した。
作曲家として、Bakerさんは特に神韻の芸術総監督に感服していると述べた。「公演には18もの曲目があり、すべて芸術総監督が創作したものだ。彼はいったいどのように中国の楽器と西洋の楽器を融合させたのだろうか」。
映画評論家「インスピレーションを与えてくれた」
ドイツ・ケルンを拠点とする映画評論家Uwe Miesさんは劇場「ミュージカル・ドーム・ケルン」で神韻芸術団の公演を鑑賞し、「完全無欠」であると評した。
業界内の権威として、Uwe Miesさんは長年ドイツのメディアで映画評論を発表し、映画批評会を主催してきた。
「伝統的な価値観に回帰するという話題を提起すれば、人々はそれを時代遅れだと思うかもしれない。しかし、他人に同情する心や忠誠心、自然に対する畏怖の念などは、変わることがないのだ」とUwe Miesさんは語る。「(神韻は)本当の意味で人に影響を与えるものだ。心を落ち着かせるだけではなく、考えと行動をも変えることができる」。
Uwe Miesさんは「神韻が表現している信仰は、今日の社会ですでに失われている。神韻公演は私たちのために一つの扉を開け、考えそして体験する機会を与えてくれた。この点から言えば、この演出は本当に特別なものだ。インスピレーションを与えてくれた」。
Uwe Miesさんは人々に神韻公演を鑑賞するよう勧めた。「心をオープンにして新たな物事を受け入れるべきだ。心が石でできているのでなければ、必ずや心を動かされることだろう」。
人権弁護士「中国人の精神性を良い方向へと導く」
米国在住の人権弁護士・陳光誠さんは同日、メリーランド州ボルチモアの劇場「ヒッポドロームシアター」で神韻新紀元芸術団の公演を鑑賞した。
盲目のため公演を直接見ることはできないものの、鑑賞するのは今回で6回目となる。陳光誠さんによると、演目紹介と音楽を聴くことで神韻が表現する中国伝統文化の神髄を感じ取ることができるという。
「神韻は演目を通じて、老子が理想としていたような社会の状態を描き出した。人間社会は自然や万物、宇宙の規律と密接に関わっているのだ」と陳光誠さん。「これこそが中国人のあるべき生活状態・精神状態だ。しかし遺憾なことに、それは共産主義独裁にとって破壊し尽くされてしまった」。
陳光誠さんは神韻芸術団が持つ精神性にも言及した。「神韻は演目のなかで、精神的に豊かな生活とはなにかを観客に伝えた。将来的には、中国文化と中国人の精神性を良い方向へと導き、向上させることにつながるでしょう」。
神韻公演では今日の中国が抱える課題をも克明に描き出している。弁護士として中国共産党の人権侵害に対抗してきた陳光誠さんは「中国共産党は決して長くは続かず、早かれ遅かれ歴史のゴミ箱へと唾棄されることでしょう」と述べた。そして中国共産党によって残酷に弾圧されている法輪功についても「必ず中国で自由に伝播できるようになると思う」と期待を込めた。
金融系IT企業幹部「中国文化の神髄を体現している」
金融系IT企業の最高収益責任者(CRO)であるOliver Gumbrillさんは8日、アトランタの劇場「ウッドラフ・アート・センター」で神韻芸術団の公演を鑑賞した。
「公演はエネルギーで満たされていた。体も心もリラックスすることができ、良い体験だった」とGumbrillさん。「音楽はとても聴きやすく、心を落ち着かせてくれた。座席に座ったまま音楽の旋律に合わせて体を軽く揺らすほどだった」。
Gumbrillさんは神韻の舞踊を高く評価し、「音楽と舞踊が一体になっていたと感じた」「一人ひとりのダンサーの息がぴったりと合っていた。息をのむほどの美しさだった」と述べた。
神韻の舞踊は中国伝統文化の神髄を上手く体現しているとGumbrillさんは語った。「舞踊の背後にある歴史と文化を感じ取ることができた。中国文化は本当に奥が深く、美しいものだと感じた」。
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