「魂が震える舞台」「本当に全てが素晴らしい」…純善純美の古典芸術に相次ぐ感動の声 神韻の日本公演が閉幕

2026/05/14 更新: 2026/05/14

5月13日、米ニューヨーク発の中国古典舞踊および古典音楽の芸術団「神韻芸術団」が東京国際フォーラムで公演を行った。公演終了後に劇場は鳴りやまぬ拍手に包まれた。この日の公演をもって、神韻2026日本公演は、盛況のうちに閉幕した。

米ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は、現在中国で失われかけている伝統文化の復興を掲げ、世界各国の劇場で毎年一新した演目を披露している。世界最高峰を誇る中国古典舞踊と音楽の舞台に、芸術や芸能界、政界、経済界、学術界など各界の観客から絶賛する声が相次いでいる。

「独創的で……圧倒的に美しい!  あまりにも感動的。次作アバターのインスピレーションをもらった」ー映画『アバター』美術監督・アカデミー賞受賞ロバート・ストロンバーグ氏

「優れたアーティストたちであり、その舞踊は非常に美しい」ー台湾の頼清徳総統

「舞踊、楽曲、音楽、神韻は全てが完璧です。パフォーマー間の協調は最高レベルです」—元ドイツ財務副大臣ミヒャエル・マイスター氏

2024年5月9日、神韻芸術団はオーストリアのグラーツ歌劇場(Graz Opera)で初日公演を行った。(大紀元)
イタリア・トリエステの劇場「ポリテアマロセッティ」での神韻公演の様子(大紀元)

元NHKアナウンサー「魂が震える舞台」「とても感動」

神韻の公演を初鑑賞したという元NHKアナウンサーの徳山ひかりさんは、「とても感動した」「まさに今の地球に必要なメッセージが届くような、魂が震える舞台でした。来てよかった」と述べた。

映像制作会社社長の藤本忠生さんも「踊りがとにかく素晴らしくて、躍動感に溢れていて、とても感動した」と語った。

13日、映像制作会社社長の藤本忠生さん、奥様で元NHKアナウンサーの徳山ひかりさんは、東京国際フォーラムで神韻の公演を鑑賞した。(肖蕾/大紀元)

徳山さんは、中国古典舞踊の素晴らしさに加え、「声を使わなくても、人の呼吸を通じて思いが伝わる」表現に深い感銘を受けたと語った。舞台にはダンサーたちの息遣いや人生観が息づいており、中国の長い歴史や現代に伝えたい思いが込められていたとし、「切なさやもどかしさ、華やかさ、その全てが伝わってきて、とても感動している」と振り返った。

藤本さんも「誠実にしていると神様が救ってくれるというメッセージが、すごく伝わってきた」と語った。

公演では、舞踊の伴奏としてオーケストラが生で演奏する。精巧かつ色彩豊かな舞踊と妙なる音楽について、米紙『シャーロット・オブザーバー』は「色彩と音の祭典……中国の古典文化が最高の形で満開」と形容している。

神韻の演目。イメージ画像(神韻芸術団提供)
神韻公演(神韻芸術団)

藤本さんは、「大型スクリーンに非常に細かいところまで描かれていて、演じる方とぴったりと呼吸が合っているところが素晴らしいと思った」と語り、「オーケストラが目の前で演奏してくれているので、本当に絵と音の両方の素晴らしさを見させていただいた」と絶賛した。

「どういう形で映像を映しているのか、すごく不思議だった。とにかく演者とのタイミングがマッチしているので、すごく計算されているのだなと思った」

神韻芸術団は2006年に米NYで創設され、今年で20周年を迎える。

徳山さんは、「20周年、おめでとうございます。これを見ることで、色々な人に気づきや感じるということが起きると思う。最初は一つのグループから始められたと聞いて、それも感動しました。これからも各地で公演を続けて、子供から大人まで、様々な人の魂を揺さぶってほしいなと僭越ながら感じた」と語った。

藤本さんも「本当に素晴らしいものを見させていただきました。世界各地で公演されているとのことですので、より多くの人に見てもらいたいと思う」と述べた。

著名な評論家・河添恵子さん「心の部分でつながるような舞踊」

13日、台湾世界遺産登録応援会理事の高橋顕さん、著名な評論家で作家の河添恵子さんは、東京国際フォーラムで神韻の公演を鑑賞した。(盧勇/大紀元)

著名な評論家で作家の河添恵子さんは、「綺麗なダンスが素晴らしかった」と絶賛。「毎回見て、孫悟空が楽しいなと思う。非常にアクティブですし、ストーリーもよく分かる。何より特殊な背景幕からピョーンと出てくるのが非常にまずそこが楽しい」

神韻の演目は、古典舞踊、舞踊劇、中国楽器の独奏、声楽家の独唱など約20の演目からなり、忠義、孝行、武勇といった美徳や仁義礼智信や善悪応報などの伝統的価値観を表現している。

台湾世界遺産登録応援会理事の高橋顕さんも、「(舞踊が)揃っていましたね。モンゴルや満州など、いろんなエリアのことを取り入れながら上演されていたので、非常に面白かった」と述べた。

2023年神韻公演の演目「楊貴妃」のシーン(神韻芸術団提供)
神韻公演(神韻芸術団提供)

神韻の声楽家による独唱についても、河添さんは「いつも聞いて素敵な歌。共産党の中国は特にお金や権力が非常に重視されているが、美しいものや心の部分で繋がるような神韻の歌であり、ダンスであったと感じる」と話した。

高橋さんは、共産党執政以前の中国の伝統文化を再現する神韻の公演は「おそらく今の中国の状況がいかに悪いかというのを、いい意味で知らしめるような効果もあるかなと思っているので、積極的にやっていただければなと思う」と指摘した。

河添さんも「やはり北京の方ががピリピリするだろうなと思う。その上で西洋社会は、この文化に関して政治的なこととは関係なく、いいか悪いか、美しいかそうではないかで評価するので、そういった別の部分の本当の中国の素晴らしさを見せているという部分でよろしいのではないかと思う」と語った。

神韻公演51回鑑賞したファン「本当に全てが素晴らしい」

新幹線運転士の増尾暢久さんは、2018年からこれまで神韻公演を51回も鑑賞しており、今年は関東地方で行われる公演にほぼすべて来場し、21回見たという。増尾さんは、「初日の新宿の時からずっと見ているが、何回見ても素晴らしい。飽きなくて」「コロナ禍で来日がなかった時は残念だったが、コロナが明けた後もすごい楽しみに見ていた」と語った。

13日、新幹線運転士の増尾暢久さんは、東京国際フォーラムで神韻の公演を鑑賞した。(徐正/大紀元)

古典舞踊について「特に女性のダンサーが、本当に天女のような美しさで、内側からすごくそういうものが溢れているような形で、何回見ても飽きない」と絶賛した。

「なかなか言葉では表しきれないが、本当に全てが素晴らしいです。特に後半の雲海の中から出てくるところ、孔雀の演目あそこが本当に綺麗で美しい」

舞台上の舞踊とオーケストラの生演奏、舞台後方の背景幕の総合的な演出についても「素晴らしい。生のオーケストラもあってバックの絵も美しくて、全てが三位一体。どれがかけてもこの雰囲気は出せない」と称賛した。

増尾さんは、公演を複数回鑑賞する理由についてこう語る。「毎回見れば見るほど新しい発見がある」「手のしぐさであったり、だんだん細かいところが見られるようになって、新しい発見がある」

「見れば見るほど、足のさばきや手の動きの一つ一つに意味がある。本当に細かいところにこだわっている。だから、引きつけるものがあるのだと思う。ダンサーの人たちが醸し出す雰囲気もたまらなく好きです」

神韻アーティストが舞踊を披露。(神韻芸術団提供)
神韻アーティストが舞踊を披露。(神韻芸術団提供)

神韻の声楽家は、高難度のベルカント唱法で、人の善性を呼び起こす清高なメッセージを伝えている。

歌詞の内容について、増尾さんは「現代社会で生きていると忘れかけている心の豊かさを、改めて思い出させてくれる。これからの自分の生き方、より良い生き方をしていかなければいけないなとか、人助けとか。現代社会で生きる中で忘れかけたメッセージ性が、引きつけるのではないかと思う」と話した。

「利益とかどうしても自己的になってしまうところがあるが、利他というか、他人のために生きるということも含めて、より良い生き方というメッセージを受け取っている」

世界中で公演されているなか、中国本土ではこの公演を鑑賞することはできない。

増尾さんは、「いつもすごいもったいない国だなと思う。これだけ長い歴史があって良いものを持っているのに、ニュースなどで独裁とかの部分を見ていると残念である。日本のようにすごく民主的で良い国だったら、もっと世界も良くなるのになと思う」と語った。

最後に、神韻芸術団の団員に対し「いつも素晴らしい舞台を見せていただいて、本当にありがとうございます。日本の方はこの芸術を応援しています。また日本に来てくださるのを楽しみにしています」と述べた。

大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。

エポックタイムズ記者。日本の外交をはじめ、国内外の時事問題を中心に執筆しています。
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