古典芸術の最高峰が古都・鎌倉に 「見たことがないような演出」感動の声 台湾総統も祝辞

2026/04/18 更新: 2026/04/19

17日、米ニューヨーク発の中国古典舞踊および古典音楽の芸術団「神韻芸術団」は、神奈川県の鎌倉芸術館での公演初日を迎えた。

鎌倉公演の直前、台湾の頼清徳総統が17日、神韻の日本公演を祝し、日本で神韻公演を主催する古典芸術振興会に向けて祝電を送った。

中華民国(台湾)の頼清徳総統は、2026年4月17日、日本で巡回公演を行う「神韻芸術団」の活動を祝し、日本で公演を主催する古典芸術振興会に向けて祝電を送った
 

頼氏は、祝電で「古典舞踊の奥深さを体現し、多様な芸術鑑賞の視野を広げ、共に真善美に満ちた素晴らしい社会を築き上げていくことを切に願っている」と記した。

頼氏以外にも、神韻公演には芸術や芸能界、政界、経済界、学術界など各界の有名人から絶賛する声が相次いでおり、世界の公職者から表彰状や祝辞などが神韻に送られている。

「大胆な動きと繊細な動きが融合」「大変感動した」

上場化学メーカーの研究所長・鈴木豊明さんと妻の鈴木智子さん(盧勇/大紀元)

上場化学メーカーの研究所長・鈴木豊明さんと妻の鈴木智子さんは、神韻を鑑賞した。

鈴木豊明さんは、神韻公演を鑑賞した感想として「全体的にすごく表現力も良かったし、とても美しくて大変感動した」と語った。

世界最高峰の舞踊について、「動きが滑らかだし、大胆な動きと繊細な動きとがとても融合していて良かった」と称賛。特に、水袖を用いた古典舞踊について「すごく綺麗でした」とたたえた。

鈴木豊明さんは、「顔の表情も豊富だった。笑顔で、動きながらも、とても躍動的で、表現力も非常に良かった」と述べ、智子さんも、「大胆な動きから繊細な動きまで、足とか手の先まで素晴らしい表現力だった」と絶賛した。

神韻公演(神韻芸術団)

鈴木夫妻は、ステージ後方に映し出されるデジタル背景幕を絶賛。ダンサーが舞台と背景幕に映る世界を行き来しているような演出も、多くの観客から驚きの声が上がっており、この技術は神韻が特許を取得している。

鈴木智子さんは、「背景がとても綺麗、映像が綺麗でしたし、演じている人たちが飛び込んで向こうの映像に同化するという、すごい素敵な手法だなと思った」と舞台と映像が融合する演出の妙を讃えた。

神韻公演は、古典舞踊や舞踊劇、オリジナル歌曲の独唱、中国楽器の二胡の独奏など、約20の演目からなり、壮大な絵巻物のような世界に観客を誘う。

神韻公演のワンシーン。(Shen Yun提供)

また、鈴木豊明さんは二胡の演奏について、「二本で演奏していて、あんなに音が出るんだなと思ってびっくりした」と、その豊かな音色に驚きを示した。

神韻の声楽家は、会得するのが難しいベルカント唱法を用いて、圧倒的な声量で劇場を包み込む。 

鈴木豊明さんは、「まさかの独奏、ああいったものを聞けると思っていなかったので、とても良かった」と振り返り、智子さんも、「音域が高いところまで透き通った声で、素晴らしかった」と述べた。

最後に、豊明さんは、「まだ見たことがない方がいらっしゃれば、ぜひ見てみるととても面白いと思います」と語り、智子さんも「私も初めて拝見したんですけれども、とても感動したので、一度ご覧になるといいかなと思います」と締めくくった。

「見たことがないような演出」 演出の妙を絶賛

製薬会社幹部の伊丹純さんは、「普段見たことがないような演技や演出で、視点も良かった」「全体的に良かった」と語った。

製薬会社幹部の伊丹純さん(徐正/大紀元)

また、「手前で踊って後ろの映像とリンクさせているところが、そういうのを見たことがなかったので、いいなと思った」と述べ、演出効果についても絶賛した。

好きな演目を聞かれると、「やっぱり孫悟空がすごく良かった」と述べ、「他の演目もみんなよくできているなと思った」と話した。

公演では、舞踊の伴奏としてオーケストラが生で演奏する。精巧かつ色彩豊かな舞踊と妙なる音楽は、米紙「シャーロット・オブザーバー」は、「色彩と音の祭典……中国の古典文化が最高の形で満開」と形容している。

神韻ダンサーが舞踊を披露。(神韻芸術団提供)
神韻アーティストが舞踊を披露。(神韻芸術団提供)

オーケストラが奏でる妙音について、伊丹さんも「すごく良かった。普通の西洋楽器だけじゃなくて、中国の伝統楽器もあり、心に染みた」と話した。

二胡の演奏についても、「二胡の音色はすごく好きだったので、あえてそこだけ聴かせてもらえるというのも、すごく良かった」と述べた。

神韻は、共産主義以前の中国の伝統文化を世界中の観客に披露。伝統文化の復興を使命としており、毎シーズン世界各国の名だたる劇場で上演しているが、現在中国では公演できない。

このことについて、伊丹さんは「今は独特の状態があるから、やっぱり中国でやれないことを、米国を拠点に頑張っているのはすごくいいことだと思う」との見方を示した。

舞踊劇の演目では、古来の美徳や価値観をテーマとした物語から、「真善忍」を指針とする法輪功学習者のような善良で無辜な人々が共産党政権の迫害に遭いながらも信念を貫く現状を描いた現代劇まで、歴史絵巻のような世界を展開する。

「今の中国では色々と難しい問題ですし、法輪功迫害なども(演目に)織り込まれているのが良かったなと思う」

最後に、「また来年も鎌倉に来てくれたら必ず見に来る」と、来年の公演にも期待を寄せた。

2006年に設立された神韻は今や8つの同規模の芸術団を持つに至り、それぞれ専属のオーケストラを擁している。昨シーズンの世界巡回ツアーでも神韻芸術団は5大陸の200以上の都市を訪れ、一大センセーションを引き起こしている。

2022年1月8日午後、神韻芸術団がサンフランシスコ・オペラで公演を行った(周容/大紀元)
2016年2月6日、ロードアイランド州プロビデンスのプロビデンス・パフォーミング・アーツ・センターで行われた神韻公演のカーテンコール(Evan Ning/The Epoch Times)

詳細は神韻公式サイト、チケット情報を参照)

神韻公演 日程

大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。

エポックタイムズ記者。日本の外交をはじめ、国内外の時事問題を中心に執筆しています。