神韻の福岡公演が盛況 「最上級の賛辞を」「心技ともに鍛えている」圧巻の舞台に万雷の拍手

2026/05/07 更新: 2026/05/07

6日、神韻芸術団は福岡市民ホールでの2回目の公演を行った。この日も、舞踊と音楽による純善純美の舞台芸術が満員の観客に感動を届けた。

元映画プロデューサー「最上級の賛辞を」

元映画プロデューサーの中島賢さんは、神韻の公演について「よく訓練されていて統一感が溢れていて、もう感激した」と語り「最上級の賛辞を贈りたい」と話した。

元映画プロデューサーの中島賢さん(李默/大紀元)

中島さんは、卓越した舞踊について「男性が13人、女性が12人のダンサーがいて、あれだけ統一感がある。揃うためには、どれだけ苦労して皆さんが熱心な練習をしたのか。もう素晴らしいと思う」と述べ、舞踊の背後にあるダンサーの努力を讃えた。

「テクニックも素晴らしい。3人や5人ぐらいが揃うのは簡単だが、25人のダンサーがあれだけ揃えるということは、もう大変なことだ」と、全体的な舞踊レベルに感動を語った。

「どれだけ皆さんが苦労して訓練されたのかを思うと、舞台を見ながらジンとくる」

神韻アーティストが舞踊を披露(神韻芸術団提供)

中島さんは、舞台の後方に映し出される背景幕についても着眼。「デジタル技術が素晴らしかった。舞台と上手くマッチングしていた。これはもうすごいと思う」

音響や照明、舞台美術など、演目を構成する技術にも伝統的な様式が取り入れられている。そうした技術面での演出は、派手さを追及するのではなく、あくまで舞踊を引き立てるためのもので、音響も同じく、楽器本来の音色を生かすようにしている。 これら舞台効果の全てが、舞踊と見事に調和している。

壮麗な西洋の交響楽と、それに引き立てられる伝統的な中国古典音楽の旋律。その相乗効果により、神韻交響楽団は東西の音楽の美しさを最大限に際立たせている。中島さんは「音楽はもう、言葉に出せないぐらいよかった」と絶賛した。

「踊りが素晴らしいということは音楽も素晴らしい。音楽が素晴らしいということは踊りも素晴らしい。全てがマッチングしている。それが僕たちが感激する要素になっている」

神韻のダンサーたちがショーのステージでパフォーマンスを披露(神韻提供)

神韻の演目では、「仁義礼智信」や中庸、修身、忠孝、敬天などの古来の美徳や価値観が表現され、現代の世で忘れ去られたこうした美徳を、舞踊や歌声を通して今の世に伝えている。

中島さんは「今は非常に殺伐とした世界で、我々は人間同士の話し合いも必要だが、やっぱり神様を信用して、神様に指導してもらうということも大切なことだと思う。だから、神様をないがしろにしてはいけない」と述べ、伝統的な価値観に共感していた。

「心技ともにしっかり鍛錬している」との絶賛

新技術建材研究会会長の松藤泰典さんは、「感動した。心技ともにしっかり鍛え込んでいるのが伝わってきた」と称賛した。

新技術建材研究会会長の松藤泰典さん(盧勇/大紀元)

松藤さんは、神韻ダンサーの内面からあふれ出る美しさも感じたという。「演じている演者の表情が見えるような感じがする。皆さんに表情があって、それが伝わってきて、にこやかさを感じた」

約20の短い演目から構成される神韻公演では、古典舞踊や舞踊劇の他に、中国楽器の独奏や、歌曲の独唱も披露される。

二胡の演奏を生で初めて聴いたという松藤さん。二本の弦で多彩な音色を奏でる二胡の演奏に感動したという。

「テレビなどでは聴くが、たった2本の弦であれだけの音の広がりが伝わってきて、素晴らしいと思った。それが私にとっては今日の1番の収穫というか印象だった」

2023年神韻公演の演目「楊貴妃」のシーン(神韻芸術団提供)

神韻芸術団は、共産党執政以前の中国の伝統文化を復興することを使命としており、世界中の観客に披露している。2006年に設立された神韻は今や8つの同規模の芸術団を持つに至り、それぞれ専属のオーケストラを擁している。

伝統文化の復興について、「大事です。これは大事」と強調。「今は特にAIやITなどがどんどん進化してきているが、それを受容する上でも、やはり伝統的なものがあってこそだ」と語った。

舞踊劇の演目には、善の報いや非利己的な献身、天を敬い徳を積むことなどの美徳を伝える物語がある。松藤さんは、そうした美徳について「人間にとっての大切な拠り所になるのではないか。最近は激しい状況が相次いでいるが、当事者の方々がそうした基本的な部分を踏まえて発言すれば、あのようなとんでもない状況にはならないのではないか」と感じたという。

そのうえで、「今日、ああいったものを見せていただいて、私にとっては、改めてもう少し頑張ってみようと思えるきっかけになった」と語った。

最後の演目では、危機の時代における神仏の救済が描かれる。松藤さんは「非常に印象的な場面だった。舞台上であれほど堂々と表現される姿に圧倒された。やはり金色の持つ力は大きい。改めて、あの独特の色合いには特別な魅力があるのだと感じた。本当に輝くような色彩で、素晴らしかった」と感慨深く語った。

神韻の公演(神韻芸術団提供)

デジタル背景幕には、異なる王朝の宮廷や山水、天国世界などの光景が映し出される。ダンサーが舞台と背景幕に映る世界に行き来するような演出もあり、この技術は神韻芸術団が特許を取得している。

「純善純美」をテーマに古来の美徳を伝える神韻の舞台から、ポジティブなエネルギーを感じたとの観客の声がよく聞かれる。松藤さんも「85歳という年齢を考えると、人生を大きく変えるほどの時間は私にはもう残されていないかもしれない。それでも、残された時間をしっかりと生き、もう一度頑張ってみたいと思わせてくれるようなエネルギーをいただいた」と述べた。

神韻公演 日程

詳細は神韻公式サイト、チケット情報を参照)

大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。

エポックタイムズ記者。日本の外交をはじめ、国内外の時事問題を中心に執筆しています。
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