【ことばの豆知識】「上品な女性」は「極上の女性」?
【大紀元日本1月2日】「上品な身のこなし」に、「上品なことば遣い」。自分もそうありたいと思いつつ、なかなかまねのできるものではありません。日頃の心がけの賜物なのでしょう。
ところで、「上品」とはそもそもどういう意味でしょうか。仏教では、極楽浄土に往生する人を、生前の行為や性質などから上・中・下に三分し、それぞれ「上品(じょうぼん)・中品(ちゅうぼん)・下品(げぼん)」と呼んでランク付けしました。そして、それが次第に、「上品(じょうぼん)の紙/人」のように、広く一般的に人や物の階級(上等・中等・下等)を表すのに用いられるようになったようです。
この用法は、細々ながら現代にも残っており、「当店は上品の牛肉だけを扱っております」などと使われますが、より一般的には、「上品な味わい」「上品な女性」のように、「洗練された」とか「気品がある」といった意味で使われるようになりました。但し、現代では、呉音の「じょうぼん」に代わり、漢音で「じょうひん」と読まれるようになりましたが。
関連記事
スマホの長時間使用は、視力低下、聴力障害、心血管リスク、姿勢異常、生殖機能低下、メンタル不調まで関係します。専門家が指摘する6大リスクと減らし方を紹介。
客室乗務員が勧める搭乗前の9つのマナー。髪を洗う理由から服装・香水・裸足NGまで、機内を快適に過ごすための意外なコツを紹介します。
果物や野菜がすぐ傷む原因は、熟成を促すガス「エチレン」。その働きを理解すれば、熟成を早めることも遅らせることも可能です。食材を長持ちさせる保存ガイド。
がんは「どこにできたか」より「どんな遺伝子異常か」で治療が変わる時代へ。がん種横断治療の考え方と代表マーカー、限界点を整理します。
人工甘味料飲料も糖質飲料も、脂肪肝の発症リスクを高める可能性があることがヨーロッパの大規模研究で判明。毎日の飲み物の選択が肝臓の将来を左右します