中国で大雪警報=6千万人に被害、18人死亡

【大紀元日本1月29日】中国中央気象台は1月27日、最高レベルの大雪赤色警報を発令した。湖南、湖北、河南、安徽、江蘇などの省の一部地区では依然として大雪が続き、緊急災害予報警告に応じ警報レベルを2上げるよう命じた。中共民政部の統計によると、雪による災害は拡大しており、14の省区市で災害が発生し、全国では6千万人近くが被災、18人が死亡。直接的な経済損失は153億元で、1949年以来最悪の被害。

湖北、河南、安徽及び江蘇などの地域では28日、大雪から豪雪に変わり、華南地区のみぞれは10点xun_ネ上続く模様。京広鉄道の100本以上の遅延している列車は半数以上が依然として停滞中、2日後の回復も危ぶまれている様子。

1月中旬以来、華東、華中、華南、西南等の地域では長年見られなかった雨と雪の低温天気となり、住民の生活や仕事に深刻な影響を及ぼしており、27日までに湖南省2522万人が様々な被害を受け、7人が死亡。安徽省では600万人が被災、2万4400人が移転。さらに、続く雨や雪の影響を受け、京広線の列車で衡陽―郴(ちん)州区間の給電設備に故障が発生。列車が大幅に遅れ、広州駅に足止めされた旅客数は一度に15万人を超えた。

また、極寒のために全国の電力供給は7%減少し、17省で供給制限を要し、温家宝総理の指示により各地で燃料の確保、石炭と副食品の運輸措置を取り、石炭は省外に持ち出すのを禁止している。

気象台の予報では、この先10日、南部の多くの地区では長雨や雪の天気で、1月27日~28日と、1月31日~2月1日に集中するとみている。冷たい雨や雪の天気は依然として交通輸送に大きな影響を及ぼしている。

湖北武漢に鉄道に降り積もる大雪



(all photos by Getty Images)


(翻訳・坂本)
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