スウェーデン与党政治家ら、神韻公演支持の声明を発表

【大紀元日本2月29日】神韻芸術団は3月20日から27日までスウェーデンの2大都市で公演を行う予定。このほど、スウェーデン与党7名の国会議員は連合声明を発表し、彼らはみんなも神韻公演を観賞すると表明し、中共の大使館が神韻公演を阻止しようとした悪行をふたたび撃退したと同時に、スウェーデンの国民が神韻に対する期待をも表した。

今年の1月下旬、神韻公演を主催するスウェーデンの関係側が神韻芸術団の3月に行う初スウェーデン公演を準備していた際、中共駐スウェーデン大使館文化担当の官員からこっそりとスウェーデン首都ストックホルム市文化スポーツ担当の副市長マデレイン・ジャステド氏と、リンチェーピング市の文化主任ジャン・ロンダグリン氏に電話し、もし本公演を主催すれば両国の友好関係に影響を及ぼすと脅かし、本公演を取りやめろと要求した。しかし、上述の責任者は、それぞれメディアに脅かされた事実を公開した。

スウェーデンの主なメディアは連日本事件を報道していたし、多くの国民もメディアを通じて議論し、スウェーデンの民主と主権に対する中共大使館の挑発を強烈に譴責していた。

2月22日、スウェーデンのエステルイェータランド県の7名の国会議員は「スウェーデン与党議員はリンチェーピング市で行われる神韻芸術祭を観賞する」という題目で、コミュニケを発表し、神韻公演を公に支持すると表明した。スウェーデンの与党は、穏健党、国民党自由、中央党、キリスト教民主党である。

声明の中で、議員たちはこのようにつづる。「中国大使館はリンチェーピング市に対する圧力をもって、われわれスウェーデンの言論自由を制限している。これは憤慨すべきことである。中共は決して情報封鎖を我が国までに輸出してはならない。この挑戦に対し、エステルイェータランド県で選出された国会議員は共同でこの公演を観賞することにし、よって、ある声を圧迫する中国政府の企てに明確に反応する」。

本誌の記者に対し、穏健党議員・法学博士アンダリース・ノーリン氏は、「われわれは中国政府が中国での圧迫をスウェーデンまでに輸出するのを認めてはならない。中国の国民は圧迫され人権が奪われたことだけでも酷すぎると思っているのに、今はまた、このような圧迫と情報封鎖をわれわれに押しかけようとすることは、決して認めてはならないことだ」、とコメントした。

アンダリース・ノーリン議員はまた、彼は中国文化が好きだと言う。「それほど古い民族とそれほど悠久の文化なので、私は中国文化が非常に魅力的だと思う。中国の歴史は欧州よりそれほど長いので、われわれは中国文化をもっと知りたい。これは、われわれが神韻公演を観賞するもう一つの目的だ。むろん、主な目的は自由と民主を支持することにある」。

スウェーデンで行う予定の神韻芸術団について、彼は「私は神韻関係の報道を読んだことがある。私はこの公演を待ち望んでいる。その日はおそらく忘れられない夜になるだろう」。

穏健党議員ガンナー・アクション氏

国民党自由議員カーリン・グランボン氏

穏健党議員フィイン・ベンガソン氏

穏健党議員ベティー・マーンバーグ氏

中央党議員スタッファン・ダニーソン氏

穏健党議員アンダーリーズ・ノーリン氏

キリスト教民主党議員ヨーニ・アンダーソン氏

3月27日(木曜日)、世界著名な神韻芸術団はリンチェーピング市に訪れ、コンサート・オーツ・コンガリース劇場で公演を行う予定である。しかし、これは、中国駐ストックホルム大使館が阻止しようとする演出ともなっている。彼等の阻止する理由は、この公演で中国に正しいイメージを与えないということだ。これに対し、エステルイェータランド県で選出されたすべての国会議員はこの公演を観賞することにし、これをもってわれわれが言論自由と民主に対する支持を表明する。

中国大使館はリンチェーピング市に対し圧力をかけ、またスウェーデンの言論自由を制限しようとするが、これは憤慨すべきことである。中共は情報封鎖を我が国までに輸出してはならない。エステルイェータランド県与党議員の共同反応として、われわれは全員でこの公演を観賞することにした。

われわれはこの公演を観賞することをもって、ある声を圧迫する中国政府の企てに明確に反応する。

署名:

穏健党議員アンダーリーズ・ノーリン

穏健党議員フィイン・ベンガソン

穏健党議員ガンナー・アクション

穏健党議員ベティー・マーンバーグ

中央党議員スタッファン・ダニーソン

国民党自由議員カーリン・グランボン

キリスト教民主党議員ヨーニ・アンダーソン

(石芳・黄威、翻訳・小林)