誰のためのオリンピックか
【大紀元日本3月18日】去年9月、指導教官が私に博士論文の中の一章を縮写して国際通信年会(IEEE International Conference on Communication)へ投稿し、発表するよう提案してきた。ネットで会議の概況を調べたが、今度の会議が2008年の北京で開催されることがわかって興冷めした。 この投稿はここ数年の学術研究の重要成果の一つであり、発表の可能性はとても大きいが、私は北京に行くことができず、いたずらに郷愁にかられるだけである。それでも最後は指導教官の要求に従って投稿し、今年1月に主催者から祝賀の手紙を受け取り、講演の時間は今年5月22日であった。学術会議のウェブサイトの上で特にオリンピックの主催都市であることが強調されている。
しかし、中共当局からして、私のような法輪功学習者をオリンピックから排除するべきに違いない。実は、排除されるのは私のようないつも公に中国共産党を暴く人だけではない。中共の各国の大使館及び領事館は、ずっと以前から一つの特別グループを作って、世界各地で人権人士のブラック・リストを集め、彼らを監視し、国内に入れないようにしている。40冊の情報関係の書籍を出したフランス作家のロジャー・ファリガット(Roger Faligot)氏は、『中国の秘密機関:毛(マオ)から五輪まで』(The Chinese Secret Services from Mao to the Olympic Games)という新著の中では、その特別グループに関する紹介がある。
国外の情況はそのような状況だが、中国国内はどうだろうか。
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