【草木染めの植物】十薬(ドクダミ)

【大紀元日本6月28日】東アジア地域に広く分布し、日本にも山野や庭先に自生するドクダミ科の多年草。白い花弁状の4枚の苞を持ち、黄色の穂状花をつけますが、臭気がとても強く、地下茎で広く繁殖するので雑草として嫌がられます。しかし、園芸種として白い苞が八重のもの、葉が3色に色分けされたものも現れています。一方、昔から化粧水や民間薬として外用に、またお茶でも常用されていますが、多種多様の病気に効き目があるため十薬と言われている生薬です

【薬用効果】 花期から果実期にかけての全草は、風乾したものが魚醒草・重薬・十薬などと呼ばれます。解熱解毒作用、利尿作用、さらには抗菌作用もある薬です。乾燥物は、一日量9~30gを煎じて服用し、外用には適量を使用します。ただし、長時間煎じてはいけません。生葉は火であぶったり、汁を絞ったりして傷などの患部に貼ります。

【食用】 若い茎葉は一度塩茹でして天ぷらで食べることもできます。

【染色法】 生の茎葉を熱煎して染液をつくります。錫媒染で薄黄色、銅媒染で薄茶色となりますが、染まり難いです。

どくだみの花穂(撮影=大紀元、2008/06/08)

(文・ハナビシソウ)

関連記事
ワクチン接種の普及とともに、さまざまな副作用が報告されています。最新の研究は、特定のCOVID-19(新型コロナウイルス)ワクチンが視神経脊髄炎を引き起こす可能性があることを再確認しました。この病気は失明、麻痺、さらには死亡につながる可能性があります。
認知障害患者の数は年々増加し、毎年の新規症例は約1,000万件に達し、特に65歳以上の人々でより一般的です。研究によると、日常的に摂取する3種類の飲料が脳の健康に悪影響を及ぼしており、これらの糖分を含む飲料を避けることが重要です。中医師は健康に有益な自然な茶飲料を自家製することを推奨しています。
ブレインフォグはCOVID-19の一般的な後遺症であり、最新の研究では、血液脳関門の損傷がその原因の一つであることがわかりました。 血液脳関門(Blood-Brain Barrier、BBB)は、脳血管内皮細胞と周囲の細胞から構成され、血液と脳の間の分子の出入りを調節し、中枢神経系を血液中の外部物質、ホルモン、神経伝達物質から守ります。血液脳関門が損傷されると、有害物質が脳に入り込み、中枢神経系の疾患を引き起こすことがよくあります。
甘くて心地よい糖分に慣れていると、糖を断つのは耐えられないでしょうか?糖を断った後の利点を考えると、それが絶対に価値があると思うでしょう。 「あなたの体は糖(加糖)を必要としていません」と、2型糖尿病の逆転に長期間注目している腎臓病専門の馮子新氏は大紀元のインタビューで述べ、糖を断った後、あなたの体には予想外の変化が起こると言っています。
このごろ、雨が降り続く中国各地では、雨上がりになると「危険な巨大カタツムリ」がたくさん出現しており、ネット上でも話題になっている。