【大紀元日本6月28日】東アジア地域に広く分布し、日本にも山野や庭先に自生するドクダミ科の多年草。白い花弁状の4枚の苞を持ち、黄色の穂状花をつけますが、臭気がとても強く、地下茎で広く繁殖するので雑草として嫌がられます。しかし、園芸種として白い苞が八重のもの、葉が3色に色分けされたものも現れています。一方、昔から化粧水や民間薬として外用に、またお茶でも常用されていますが、多種多様の病気に効き目があるため十薬と言われている生薬です
【薬用効果】 花期から果実期にかけての全草は、風乾したものが魚醒草・重薬・十薬などと呼ばれます。解熱解毒作用、利尿作用、さらには抗菌作用もある薬です。乾燥物は、一日量9~30gを煎じて服用し、外用には適量を使用します。ただし、長時間煎じてはいけません。生葉は火であぶったり、汁を絞ったりして傷などの患部に貼ります。
【食用】 若い茎葉は一度塩茹でして天ぷらで食べることもできます。
【染色法】 生の茎葉を熱煎して染液をつくります。錫媒染で薄黄色、銅媒染で薄茶色となりますが、染まり難いです。
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